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陽光きらめく春の伊吹山
2013/02/27(Wed)
2月26日(火)

伊吹山(1377m)

山仲間と春の伊吹山に山行する。
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【コースタイム】

登山口(7:40)→1合目(8:15/8:20)→3合目(9:15)→6合目避難小屋(10:00/10:15)→伊吹山山頂(12:00/12:30)→6合目避難小屋(13:00/13:10)→駐車場(14:00)
 


冬型気圧配置がゆるみ、すっぽりと高気圧に覆われ晴天が期待される天気である。
朝6時に出発し、関ヶ原ICを出て、伊吹山麓の上野交差点を右に折れ、上野集落に7時過ぎに着く。
呼び込みをしていたおじさんの駐車場に車を停める。
ここの駐車場は、トイレ、更衣室、靴の洗い場などがある。
帰りにはコーヒーまで出していただき、感じのいいおじさんがいる駐車場である。
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おじさんの話では、今日はシーズンに何回もないぐらいのいい天気だそうである。
準備を済ませて、7:33、登山口に向けて出発する。
ここから山頂まで1200m近くの登りが待っている。
正面の三之宮神社の鳥居をくぐり登山口に着く。
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7:40、登山口のケートをくぐり、1合目までは林道を歩いていく。
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林道には前日までの雪が残り、踏み固められてツルツルになっている。
滑りやすいのでここでアイゼンを装着する。
8:15、登山道の始まる1合目に着く。
風もなく青空が広がるいい天気ある。
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2合目を過ぎ、右手の徳蔵山を廻りこんで、9:15、開けた3合目に着く。
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ガスの切れた正面に大きな伊吹山山頂が姿を現す。
先行の登山者が登って行くのが小さく見える。
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3合目からは徐々にきつくなり、10:00、避難小屋の建つ6合目下に着く。
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ここから傾斜がきつくなり、積雪も増してきたのでワカンに履き替える。
ほとんど直登しているトレースを登って行く。
7合目からはさらに傾斜が増し、ワカンでは登れそうもないので、またアイゼンに履き替える。
雪が締まっていないので、アイゼンを着けていても、1歩登ってもズルズルと半歩ほど下がってしまう。
とても疲れる体力を消耗する登りである。
下からは後続の登山者が続いている。
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8合目のあたりが一番きつく、息があがりっぱなしである。
きつい登りをこなして、9合目でやっと遊歩道のある山頂の平坦地に出る。
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6合目から2時間かけて、12:00、日本武尊像の建つ山頂に出る。
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一点の雲もない山頂からの眺めは素晴らしく、北には真っ白に雪化粧した白山連峰が印象的である。
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北東方面には、北アルプスから乗鞍岳、御嶽山が浮かんでいるのが見える。
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奥美濃の山々も重畳と連なっている。
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南には霊仙山をはじめとした鈴鹿の山々が見える。
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山頂の小屋は雪に埋もれて春まだ浅きの感である。
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昼食を食べ、12:30、凍てついた小屋の前を通り下山にかかる。
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写真ではあまり分からないが、下山口から下を見るとかなりの急傾斜である。
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気温が上がってきて谷筋は少しやばそうなので、谷を避けた急な斜面をすべらないように注意して下る。
13:00、6合目に出て、ここでアイゼンを外す。
ここから先は一気に駆け下り、14:00、駐車場に戻ってくる。
登りでは4時間半かかったが、下りは1時間半で下りてしまう。
熱いコーヒーを御馳走になり、途中日帰り温泉に立ち寄り、午後6時前に名古屋に帰り着く。



久し振りの伊吹山で、春の雪の時期は初めてであったが、6合目からの400m近い直登には久しぶりにバテぎみになってしまった。
しかし、天気がいいと雪の春山は最高である。
伊吹山は、夏にはドライブウェイで上がってきた客で賑わうが、この時期は登山者だけが一人占めできるいい山である。
                              山遊人


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思わぬ雪の曽爾の山々
2013/02/18(Mon)
室生山系:屏風岩(936m)・住塚山(1009.4m)・国見山(1016m)

2月17日(日)

下見を兼ねて室生山系の屏風岩から住塚山・国見山へ山行する。
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【コースタイム】
屏風岩公苑駐車場(8:15)→若宮峠(8:50/8:57)→屏風岩(9:14)→住塚山(9:45/10:00)→国見山(10:40/11:03)→クマタワ峠(11:35)→林道分岐(12:00)→屏風岩駐車場(13:01)



朝6時に出発し、名張を通って、香落渓沿いの道を奈良県の曽爾村を目指す。
香落渓のあたりからは道路に雪が残り、一部凍結している所もあり、注意して走る。
曽爾村で道標に沿って右に折れ、林道を走り屏風岩公苑を目指す。
登るにつれ林道上には積雪が増し、公苑駐車場手前の坂道を何とか上がり、8:15、誰もいない駐車場に着く。
見上げる頭上には屏風岩の断崖が垂直に聳えている。
屏風岩は、1.5kmにわたり高さ200mの柱状節理の断崖が続き、春には桜の名所として知られている。
山桜の咲く4月中旬ごろは屏風岩公苑は沢山の人で賑わう所である。
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準備をしている間に地元のおじさん4、5人が乗った車が上がってくる。
軽装で屏風岩まで登るらしい。
8:30、準備を整え出発する。
少し下った若宮神社の鳥居の横から杉林の斜面をジグザグに登って行く。
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20分ほど登って若宮峠に着く。
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ここから左に屏風岩の上へ出る道を登って行く。
所々左手の足元がスパッと切れた所からは眼下に駐車場が小さく見える。
9:15、展望がきかない小さな看板がぶら下った国見岩(一ノ峰)に着く。
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ここから少し急になった道を下り、左手から屏風岩公苑から直接登ってくる道を合わせる鞍部に出る。
鞍部から再び100mほど登って、9:45、三角点のある住塚山山頂に着く。
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山頂にはベンチが設置されており、誰もいない。
山頂からは倶留尊高原や室生山系最高峰の倶留尊山が曇り空に見えている。
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すぐ北にはこれから登る国見山が近い。
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少し休んだのち、国見山に向けていったん大きく下る。
両側の木々には樹氷がついて綺麗である。
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下りきった「ゼニヤタワ」の鞍部から国見山へ向けて登り返す。
ロープのかかった岩場もあり結構急な登りである。
住塚山から40分ほどで、10:40、国見山山頂に着く。
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ここの山頂からも倶留尊山方面や遠く三峰山、高見山方面も見えている。
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しばらく景色を楽しんだ後11:03、下山にかかる。
稜線の道を下り、途中小さなピークを越えて11:35、「クマタワ峠」に下り立つ。
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ここにはトイレもあるが、冬期は閉鎖されて使えない。
ここから東海自然歩道となっている林道を東に30分ほど下り、屏風岩公苑への道標のある林道を右手にとる。
林道の途中の岩場から染み出た水が氷り、大きなツララになっている。
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車も入っていない林道には積雪が30cmぐらいある。
途中から山道に入り、屏風岩への登りに通った若宮峠に出る。
峠から駆け下って、13:00、屏風岩公苑駐車場に戻る。

帰りに「済浄坊の滝」方面へ車で行くも、林道が氷っていてとても登れそうにないので引き返す。
途中青蓮寺ダム湖畔のホテルで温泉に入り、午後5時半に帰着する。



雪はそんなにないと思って出かけたが、前日の寒波で結構な積雪があり、思わぬ樹氷も見ることが出来た。
屏風岩から先では誰とも出会うこともなく、静かな山行が出来た一日であった。

                             山遊人

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冬も人気の鈴鹿:竜ヶ岳
2013/02/11(Mon)
2月10日(水)

鈴鹿:竜ヶ岳(1100m)

山仲間2人と一緒に鈴鹿の竜ヶ岳に山行する。
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2日前の強い冬型気圧配置が緩み暖かくなりそうな天気である。
朝6時半に名古屋を出て、宇賀渓の無料駐車へ7時半前に着く。
稜線にはガスがかかっているが、薄日の射す風もない暖かな日である。
準備をして、7:35、出発する。
有料駐車場にはすでにたくさん車が停まっており、人気の高さがうかがわれる。
横の案内所に管理人がおり、環境整備費を一人当たり200円徴収される。
昨日は天気があまりよくなかったので、10パーティーほどが入り、ほとんどが遠足尾根からの入山だったそうである。
登山届を出し、北谷キャンプ場への赤い橋を渡って少し雪が残り滑りやすい林道を行く。
20分ほど行くと右手に遠足尾根への登山口が分かれる。
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当初の予定では我々も遠足尾根を登る予定であったが、登山者が多そうなので登ったことのない「金山尾根」から登ることにする。
金山尾根は冬の登山道として知られているが、あまり人は入っていない。
そこから少し行くと東屋の建つホタガ谷道と滝へのコースの分岐点に出る。
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昨年秋の集中豪雨で土砂崩れがあり、現在ホタガ谷道は通行止めになっている。
二つ橋を渡り、魚止滝への道を左に分けて、谷沿いの道をしばらく行くと金山尾根への分岐点が現れる。
先行パーティのトレースがついていたので見落とすことはなかったが、道標は特に設置されていない。
2箇所ほど岩場を登り尾根に取付く。
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最初の30分ほどは結構きつい登りが続く。
途中で先行パーティーを追い抜き、1時間ほどで少し緩やかになった雑木林の中を登っていく。
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この先急になってきたのでアイゼンを装着し、トレースが消えた中を登っていく。
2、3箇所急坂を登り、9時半ごろ笹の切り開きの遠足尾根との合流点に出る。
遠足尾根の方からの登山者がたくさん登ってくる。
積雪は深いところで膝下ぐらいでそんなに多くない。
そこから少し登ると周囲の木々に樹氷がついてきれいである。
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静ヶ岳への県境稜線分岐を過ぎ、一旦少し下って竜ヶ岳への最後の登りにかかる。
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3時間以上かかったが、11:05、やっと竜ヶ岳山頂に立つ。
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時々日は射すものの、すっきりとは晴れない。
周囲の山々も雲の間から鈍く輝いて見える。
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山頂は風があり寒いので、すぐに下山にかかる。
下りは遠足尾根を行くことにする。
急な斜面を下り、ホタガ谷道分岐を過ぎた風を避けられる林の中で昼食を摂る。
昼食を済ませ、12:00、遠足尾根を下山にかかる。
笹原の広い尾根で先行パーティーがよく見える。
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少し下ると明るい雑木林になり、左手には伊勢湾方面も見え隠れする。
「大日向」への分岐から遠足尾根を外れ、南に急な杉林の尾根を下る。
途中岩場の展望がいいところを過ぎ、ジグザグの道を下って、13:15、林道へ飛び出す。
林道を歩いて、13:40、案内所に着き下山報告をして駐車場まで戻ってくる。

途中の日帰り温泉で身体を温め、午後5時半過ぎ名古屋に帰る。



久し振りの竜ヶ岳であったが、冬の竜ヶ岳も結構人気があり、たくさんの登山者が登っていた。
「金山尾根」は一度登りたいと思っていたが、しっかりと踏み跡も付いており迷うことはない。
管理の方の話では、近々道標を立てて整備するそうである。
雪は思ったほどはなかったが、山頂近くの樹氷が綺麗で、楽しい山行であった。

                山遊人
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