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緑瑞々しい大長山
2012/06/27(Wed)
 6月27日(水)

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所属の山岳会で行っている登山教室で、奥越の大長山に山行する。
先週の台風来襲で一週間延期になっていた山行である。

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受講生14名、指導者5名の参加を得て、朝7時前にマイクロバスで出発する。
梅雨前線が太平洋側に下がり何とか晴天が期待できそうな天気である。
東海北陸道の白鳥ICを出て、R158を西へ、大野市、勝山市を経て、R157の小原林道入口を鋭角に右に曲がり、林道を10キロ程走った終点の駐車場に午前10時過ぎに着く。
3時間半もかかり日帰りコースとしては長距離である。
(小原林道は、ゲートで一人当たり300円の環境整備協力金を徴収される)
駐車場は2カ所あり、上の駐車場はすでに10台以上駐車しており満車状態である。
下の駐車場には簡易トイレも設置されよく整備されている。
現地の天候は曇り空で、稜線上にはガスがかかっている。
準備運動をして10:30に出発する。
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すぐに右へ赤兎山・大長山登山道入口がある。
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路傍にたくさんの花が見受けられるブナなどの自然林の緑がきれいな道を行く。
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緩やかな道を徐々に高度を上げ、11:22稜線上の小原峠に着く。
峠からは、右に行けば赤兎山、左に行けば大長山、まっすぐ谷に下れば白山への越前禅定道へと続く。
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少し休んだのち右に曲がり稜線の道を大長山を目指す。
道端には白い小さなアカモノの花が一面に咲いている。

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振り返ればガスに山頂を隠しているが、赤兎山が姿を現す。
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ぬかるんで滑りやすい道を30分ほど上がり、苅安山に着く。
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ここから小さなピークをいくつも越え徐々に高度を上げていく。
道が滑りやすく予想以上に時間がかかる。
途中にはハンカチの木が花をつけている。
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最後の大長山の登りにかかり、急坂を登っていく。
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大長山南峰を越えると、本峰がガスの中から姿を現す。
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ロープのかかる岩場の登りを過ぎ、13:05大長山山頂に着く。
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残念ながらガスに隠されて山頂からの白山方面の展望はきかない。
期待されたニッコウキスゲにはまだ少し早く、つぼみが若干みられる程度である。
ブヨなどの虫が多く、参加者の中には虫よけのネットを被って防ぐ人もいる。
(私は、帰ってから手を刺されているのがわかり、翌日ポンポンに腫れてしまった)
山頂で昼食をとり、13:35下山にかかる。
下山は皆元気である。
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その頃から若干ガスも薄くなり、行く手に赤兎山が見えてくる。
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稜線の道を下り、また小原峠に戻り、峠から右に折れ、来た道を下って15:50バスの待つ駐車場に戻ってくる。
途中の温泉で汗を流し、またバスで一路名古屋を目指し、午後8時前にやっと帰り着く。



今日の大長山は私にとってっも初めての山であり、標高差500m程度の山ということで軽く考えていたが、稜線に出てからアップダウンがけっこう続き、受講生にとってはいいトレーニングになったようだ。
雨には降られなかったが、梅雨の合間の蒸し暑くガスのかかる天候で、白山の展望が得られなかったのは残念であった。
赤兎山も合わせて花のきれいな山として知られており、今度は花の盛りの時期にでも訪れてみたいものである。

                           山遊人

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梅雨中休み:戸倉山(伊那富士)
2012/06/24(Sun)
6月24日(日)

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前線が一時的に南に下がり梅雨の中休みの一日、登山教室の指導で伊那の戸倉山(伊那富士)に山行する。
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(今回はどうしたわけかカメラの調子が悪く、写真が一部しか写っおらず、参加された皆さんには申し訳ない)



朝7時に集合し、受講生13名、指導員5名でマイクロバスで出発する。
9時半過ぎに戸倉山キャンプ場に着く。
駐車場にはすでに7、8台の車が停まっており人気のある山でことがうかがえる。
準備運動をした後3班に分かれて9:50に出発をする。
林道をしばらく歩き、左手の登山道に取り付く。
しばらくは尾根の斜面をジグザグを切って上がっていく。
このあたりはコアジザイの薄紫の花が美しい。
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11時前「馬止めの松」を過ぎ、「上の森コース」との分岐に出る。
尾根上に出て、高度を上げていく。
この辺りは松が多く、落ち葉がクッションになり歩きやすい。
11時過ぎ、東屋も建つ「金名水」という水場に出る。
あたりにはイワヤマツツジ(レンゲツツジの一種か)が朱色の花を咲かせている。
ここからやや急になった尾根道を上がり、12時少し前に戸倉山西峰山頂に着く。
やや霞んではいるが、北西方面には穂高連峰や槍ヶ岳が残雪をまとって聳えているのが見える。
西峰からいったん下がり、避難小屋の建つ鞍部から少し登り返して一等三角点のある戸倉山東峰に12時過ぎに立つ。
朝日戸倉山6月期 016 

薬師如来の座像が鎮座している山頂からは、晴れていれば南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳から仙丈ヶ岳、白根三山がよく見えるのだが、今日は残念ながら稜線上に雲がかかり、北岳が少し望める程度である。
山頂で昼食をとり、12:30下山にかかる。
下りは登ってきた道を快調に下る。
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予定より早く午後2時キャンプ場に戻ってくる。
時間が早いのでキャンプ場の一角で反省会を開く。
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途中心配された雨にも降られず、参加された皆さん木々の緑や路傍に咲く花々をめでることが出来、また、北や南アルプスの一端も見ることが出来たことにおおむね満足されていたようである。
午後2時半過ぎバスに乗り、途中の日帰り温泉で汗を流し、午後6時に名古屋に帰り着く。



梅雨の晴れ間を縫っての山行であったが、参加された受講生の皆さん、途中では熱心に地図読みなどに取り組み、成果の多い山行であったと思う。

                                        山遊人

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写真展開催
2012/06/21(Thu)
             写真展

所属する写真の会の第10回写真展を開催します。
下手の横好きでやっていますが、知らぬ間に10年目になりました。
お暇のある方はご高覧いただければ幸甚です。

 日時 : 平成24年6月26日(火)~7月1日(日)
        午前9時30分~午後6時まで(最終日は午後5時まで)
 会場 : 名古屋市民ギャラリー7階第5展示室(栄中区役所)

写真展表24 

     写真展裏24        

                                     山遊人
 


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梅雨の晴れ間の霧ヶ峰高原
2012/06/13(Wed)
6月13日(水)

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所属する山岳会の同期会で信州諏訪の「霧ヶ峰」へ山行をする。
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今年も梅雨の季節に入った中、霧ヶ峰の鷲ヶ岳から車山へのんびりとした山行である。
朝7時に集合し、同期の会を中心とした20名の参加を得て出発する。
昨夜来の雨もあがり、何とか一日持ちそうな天気である。
中央道を走り、岡谷ICを出て、旧中山道の和田峠のトンネルを出た登山口へ10時に到着する。
準備運動をした後、15:18鷲ヶ峰の尾根へ向けて新緑が目にまぶしいカラマツ林の道を登りだす。
私にとっては大学生の時以来の霧ヶ峰山行である。
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15分ほどで稜線に出るとレンゲツツジのつぼみが膨らみかけている。
中には少し開花したものも見られる。
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あと10日もすれば満開のつつじで山肌が朱色に染まった美しい景色が見られるだろう。
幾つかのピークを越えて尾根道をゆっくりとした登りが続く。
途中では路肩に蕨やゼンマイが生えており、会委員の中には思わぬ収穫に嬉しそうにしている人もいる。
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山頂直下の少し急な道を登り、11:50鷲ヶ峰山頂に着く。
眼下には八島湿原が広がり、その後ろには霧ヶ峰の最高峰車山、北には三峰山から美ヶ原、高ボッチ方面の山々も見えている。
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他にはだれもいない山頂で昼食タイムを取る。
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12:15全員で記念写真を撮った後、笹原の中にレンゲツツジなどの灌木が点在する気持ちのいい道を八島湿原に向けて下る。
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左手には八島湿原が大きく広がり、その後ろには車山山頂のレーダーもよく見える。
この頃より時々付近の山の頂に黒雲がかかりだす。
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下りの道からは八島湿原の駐車場に沢山の観光バスが停まり、観光客が大勢いるのが見下ろせる。
30分ほど下って、観光客や遠足の生徒で賑わう八島湿原展望広場に出る。
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まだ夏の草花が咲くには少し早い季節で、茶色の大きな草原が広がっている。
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すぐ横には「あざみの歌」の歌碑があり、前では中高年の団体がハーモニカの伴奏に合わせて歌っている。
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トイレ休憩をした後、湿原に沿ってつけられた木道を歩いていく。
両側にはスズランなどの花が咲いている。
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御射山遺跡を通り、丁字路を右に曲がり、沢渡を経て車山山腹の道に取り付く。
途中にはズミの木が薄ピンク花をたくさんつけている。
草原の中の滑りやすい道を登って14時過ぎ車山肩に着く。
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すぐ下の駐車場には迎えのバスが待っており、そのバスに荷物を置いて空身で車山山頂を目指す。
広い登山道を30分ほどで山頂に着く。
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山頂には大きな気象レーダー観測所がある。
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この頃より黒い雲がかかり出し、ポツポツと雨が降り出す。
下の方は晴れているようで、蓼科方面が見える。
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急いで写真を撮り早々に下り始める。
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15:30バスに乗り、白樺湖へ下り、湖畔の日帰り温泉で汗を流す。
午後4時半帰路につき、諏訪ICから中央道を走り、午後8時前に名古屋に帰着する。


心配された雨も歩いている間は降らず、時々陽もさす梅雨の晴れ間の山行であった。
平日ということもあり、歩いている間は他の登山者も少なく、のんびりとした山行ができた。
レンゲツツジにはまだ少し早かったのは残念であったが、たまにはこのような山行もいいものである。

                山遊人
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