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厳しかった八ヶ岳:阿弥陀岳南陵
2012/03/28(Wed)
3月25日(日)~27日(火)

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所属する会の指導員研修としてで行われた、八ヶ岳にある阿弥陀岳(2805m)南陵のバリエーションルート山行に参加する。

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3月25日(日)

天候の回復が期待される中、指導者1名と研修員5名で、八ヶ岳にある阿弥陀岳南陵に山行する。
朝9時に名古屋を出て、車2台に分乗して中央高速を走り、諏訪南ICで出て八ヶ岳山麓の原村にある「舟山十字路」という阿弥陀岳の登山口に午後1時頃に着く。
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雪が少しぱらつく天候であり、先行の登山者の車が一台あるだけである。
車を停め早速路肩にテントを設営する。
ここは車で5分ほどの所に水場もあり、絶好のテントサイトである。
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13:50、明日の偵察を兼ねて空身で稜線まで行くことにする。
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ゲートを通り、林道を30分ほど歩いて、右手の沢から尾根に取り付く。
雪はそんなにはないが、凍って滑りやすいので途中でアイゼンを履く。
20分ほど登って旭小屋から登って来る道と出会う尾根上に出る。
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見上げると雲の切れ間から青空もうかがえるようになる。
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明日の晴天を期待して、そこからテントまで引き返す。
今日は時間もたっぷりあるので、テントの中でゆったりとした時間を過ごす。
今回は6人用の大きなテントなので快適である。
午後6時頃から夕食の準備にかかり、おいしいキノコ鍋で冷えた身体を温めて、午後8時過ぎ就寝する。


3月26日(月)

夜のうちに少し雪がちらついたが、朝3時半に起きてテントの外にでるとまあまあの天気である。
朝食を済ませ準備をして、5:05、テントを後に出発する。
今日の予定は、立場岳の尾根から南陵を経て阿弥陀岳まで登り、御小屋尾根を下ってテント場まで下りてくる12時間を超す強行軍である。
昨日偵察した尾根に取り付き、立場岳までの長い尾根を登りだす。
昨日の先行者のトレースがうっすらと付いている。
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積雪がだんだんと深くなる樹林帯の道を3時間ほど登って、7:50、見通しのきかない立場岳山頂に着く。
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ここからしばらくで青ナギという右側が大きく崩壊したところに出る。
粉雪が舞い風もあるのでとても寒い。
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このあたりは展望が開けており、これから登る阿弥陀岳がガスの切れ間から時々顔を出すようになる。
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少し待っていると阿弥陀岳山頂が一瞬顔を覗かせる。
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午前10時頃無名峰というピークに着き、雪もかたくなって来たのでここでアイゼンを装着する。
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ここから先が阿弥陀岳南陵の核心部である。
(ここから先はカメラを出している余裕がなく、写真があまりない)

P1という小さな岩峰は山頂を通り、次にP2は左側を巻いて通過する。
10:30過ぎ今回の山行の最大の難所であるP3の下部に到着する。
スパッと左側が切れ落ちたバンド状なった所をザイルで確保しながら通過する。
更に今度はやや下りぎみの細いバンドを細心の注意で通過する。
この先7,80mはある通称「樋」と言われている傾斜が5,60度のガリー(溝)が待ち構えている。
ここでリーダーがルートを探してザイルを張るまで待っている間、風が強く体が硬直して耐えられない寒さである。 
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防寒対策を十分にしていなかったことが悔やまれる。
プルージックでザイルとつながりながら登るうちに体力を消耗してしまう。
モモの筋肉が痛いのとまゆ毛やまつ毛が凍って前がよく見えないのとですっかりへばってしまう。
やっとのことでガリー上部に出て次のピッチを待っている間にスリップして4,5m滑落する始末である。
ロープにつながっていたので事なきを得る。
更に登ってP4を巻き、山頂直下の斜面をやっとの思いで登り、14:40仲間が待つ阿弥陀岳山頂に着く。 
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山頂では視界も晴れ、正面に八ヶ岳の盟主赤岳が大きく聳え、その左手には横岳から硫黄岳、右手には権現岳へと連なる大展望が広がる。
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残念ながら富士山は見られなかったが、苦労して登って来た甲斐がある展望に接し、体力も若干回復する。
参加者皆大展望に満足して15:00下山にかかる。
摩利支天の岩稜を越え、急な御小屋尾根を下り始める。
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傾斜がやや緩くなった途中の日当りのいい場所で昼食を摂る。
青空に映えて樹氷がきれいである。
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正面には権現岳と網笠山が聳えている。
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昼食を済ませ、長い御小屋尾根を下り、途中の御小屋山から舟山十字路への道を左にとり、樹林帯を下って18:28やっとテントサイトまでたどり着く。
13時間半にも及ぶ久し振りに長丁場の一日であった。
テントに帰って夕食をしている間鼻水が止まらない。
どうやら少し風邪をひいたようである。
また指先も少ししびれて痛い。
他の参加者も同様である。
リーダーに聞くと、1週間か10日ほどでよくなるそうである。
テントの中で長かった一日を振り返り、皆満足そうである。
途中でバテてしまい、みんなに迷惑をかけ面目もない。
明日帰るだけなので9時過ぎまで山談義に花を咲かせる。


3月27日(火)

今日は名古屋に帰るだけなので朝7時までぐっすりと寝る。
テントの外に出ると一点の雲もない快晴の天気である。
10時まで待って、近くの日帰り温泉に行き3日間の汗を流す。
東名高速を走って午後3時過ぎ名古屋に帰る。



今回の山行は、初めての残雪期の本格的な岩稜歩きの山行であった。
私個人としては、足が痛くなったりして日頃のトレーニング不足を痛感した山行であった。
また、寒い中での衣服調整など学ぶことが多い山行でもあった。
初めての体験が多く、辛かったけれど感動もいっぱいであり、生涯忘れえぬ思い出となる山行であった。
最後になったが、このような一人では絶対に経験できない山行に我々を連れてきていただいたリーダーに感謝を申し上げたい。

                        山遊人
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大展望の富士見台
2012/03/21(Wed)
3月21日(水)

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所属する会が主催する登山教室で、中央アルプス最南端の恵那山から続く富士見台へ山行する。
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今回の富士見台には昨年の2月にも同教室で挑戦したが、雪が多く途中で引き返した山であり、今回再度リベンジすることになる。
高気圧が張り出し絶好の登山日和である。
生徒16名、指導員4名の参加で、朝7時に集合し、中央道を走り園原ICを出て神坂神社前の駐車場に午前8時半過ぎに到着する。
昨年は雪が深くこの手前でバスを降りて歩き出し、この駐車場でワカンをつけたが、今年は昨年より時期が遅いためこのあたりは全く雪がない。
準備運動をし、念のためワカンやアイゼンを持ち、準備を整え午前9時過ぎに神坂神社の境内を通り出発する。
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少し歩いて古代東山道ルートの登山口に出る。
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杉の植林された道をジグザグに登ると、途中東側が開けた所からは南アルプスが真っ白な残雪を頂いているのが見える。
徐々に高度を上げていくと残雪の上を歩くようになる。
よく踏まれており、アイゼンやワカンを使うこともない。
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1時間半ほどで尾根に上がり、地図上の東山道ルートが分岐する個所に出る。
ここからはカラマツ林の中をダラダラと上がり、池の平、一本立て、千本立を経て登っていくと段々と視界が開けていく。
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正面には大きな山容の恵那山が見えるようになる。
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牧場跡の柵を潜り抜け、しばらく歩いて12時前に萬岳荘に着く。
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現在は閉館中のため、ここの軒下で昼食を摂り、少し休憩した後12:20富士見台に向けて出発する。
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真っ青な空のもと薄く残る雪を踏みしめて稜線を目指す。
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稜線の鞍部に出ると右手の視界に南アルプスの連山が飛び込んでくる。
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神坂の避難小屋を過ぎ、神坂山との分岐点からは頂に真っ白な雪をかぶった南アルプス連山がすべて見渡せる。
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手前のピークから富士見台山頂を目指す。
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ピークに出ると富士見台山頂の左手には御嶽山、右手には中央アルプスがせり上がってくる。
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最後の山頂直下を登る。
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午後1時前やっと富士見台山頂に着く。
山頂からは大パノラマが広がる。
この山頂からは百名山の内の20幾つかの山々が見えるそうである。
北には御嶽山や中央アルプス、東には南アルプス連山、南には大きな山容の恵那山が眼前に聳えている。
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                    御嶽山

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                 中央アルプス


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                 南アルプス北部

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                 南アルプス南部

南アルプスの大パノラマ
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大パノラマを初めて見る人もおり、参加した生徒の皆さん大感激の様子である。
山頂で南アルプスをバックに記念撮影をする。
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感激を後に、午後1時過ぎ下山にかかる。
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下りはどこでも歩ける雪原を思い思いに小屋に向かって下山する。 
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小屋からまた登って来た道を約2時間下り、午後3時半過ぎに神坂神社前で待つバスに戻ってくる。
バスで昼神温泉に行き、日帰り温泉につかって一日の汗を流し、素晴らしかった大展望の記憶を胸に午後7時前名古屋に帰り着く。


今日の山行は、昨年のリベンジの山行であったが、昨年とは違い雪も少なく、ワカンやアイゼンを使うこともなかった。
またとないような晴天に恵まれ、富士見台山頂からの大展望を目にすることができ、参加された生徒の皆さんは春山の素晴らしさに大感激の山行であった。

                             山遊人




 


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小雨に煙る大洞山
2012/03/18(Sun)
3月18日(日)

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所属する山の会の同期会で、三重県の室生山地にある双耳峰の大洞山に山行する。
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昨日までの雨も上がり、天候が回復しそうな予報の中、参加者17名を得て、午前7時集合し、マイクロバスで伊賀上野、名張を経て尼ヶ岳登山口の桜峠に向かう。
途中から雨がぱらつき出す生憎の天候となる。
登山口の桜峠への道を探して林道に入るも狭くて走れなかったり、途中で通行止めがあったりして結局道がわからず、予定を変更して大洞山登山口の三多気へ回ることにする。
10時過ぎに「三多気の山桜」で有名な三多気の集落の中で下車し、10分ほど歩いて大きな杉のある山門をくぐり真福院の境内に出る。
ここには幹回り6m以上もある欅の大木も立っている。
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境内の広場で準備体操をして、10:25杉木立の坂道を歩き始める。
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30分ほど歩いて、林道を横切り大洞山への登山口に出る。 
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ここからは、見上げるといやになるほどほぼまっすぐにつけられた石の階段の続く登山道を上がる。
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苔むした石がゴロゴロする最後の急坂を登って11:35大洞山(雌岳)山頂に出る。
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山頂では雨も降りだし、ガスがかかり周囲は何も見えない。
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早々に出発し、少し歩いた大洞山(雄岳)手前の雨や風を避けられる杉林の中で昼食を摂る。
小雨も降り寒いので皆カッパなどの防寒着を着て雄岳を目指す。
少し下って再び登り返し、10分ほどで最高峰の大洞山(雄岳)に着く。
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山頂で記念写真を撮り、雨で滑りやすい急な下山路を注意しながら下り、倉骨峠手前の大洞山の巻道分岐に出る。
時間的に尼ヶ岳登頂は無理と諦め、右手に折れて巻き道を下ることにする。
この道は石畳のような歩きやすい道で、周囲の石には緑の苔がびっしりと付いており、まるで北八ヶ岳かどこかの原生林の森を歩いているような雰囲気のいい道である。
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ほぼ水平な道を1時間ほど歩き、13:50桔梗平という東屋の建つ林道との出会いに出る。
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ここから杉林の中を下り、また林道に出て、登りに通った三多気キャンプ場跡に出て、14:40バスの待つ真福院に到着する。
途中の道の駅にある温泉で汗を流し、連休で混雑する東名阪道を走り、午後7時前名古屋に帰ってくる。


今日は予定していたコースの登山口に出ることができず、また天気予報も外れ、生憎の小雨の降る中での山行となってしまったが、早春の山歩きを楽しむことができた。
次回は尼ヶ岳にも登り、「三多気の桜」の満開の時に来て是非みたいものである。

                           山遊人
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残雪まばゆい赤坂山~寒風縦走
2012/03/15(Thu)
3月14日(水)

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残雪の山で遊ぼうと、会の仲間4人と高島トレイルの赤坂山と寒風に山行する。
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(GPSの電源を入れ忘れ、途中のブナの木平から気が付いて入れました)



高気圧が張り出し絶好の好天が予想される中、朝7時に集合して、北陸道の木之本ICを出てマキノスキー場に午前9時前に着く。
マキノスキー場は先週までで閉場しており誰もいない駐車場に車を停める。
1日前に降った雪がうっすらと積もりまぶしい日差しの中を午前9時に赤坂山に向けて出発する。
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稜線にはややガスがかかっているが、いい天気になりそうである。
ゲレンデを抜けて、右手の急坂を登り尾根に取り付く。
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しっかりとした先客のトレースがついている。
急坂を登って30分ほどで眼下に琵琶湖を望むことができる展望台に着く。
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緩やかに尾根道を登り、10:20東屋の建つブナの木平に着き休憩をする。
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後から2人連れの登山客が登って来る。(この登山客たちはワカンも持っておらず、終始我々の後を追っかけてきた)
狭くなった尾根道を通り、いったん谷に出て堰堤を越し、粟柄越からの尾根に取り付く。
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このあたりから雪がかなり深くなり、夏道をはずれて強引に急斜面をトラバースして尾根上に出る。
ここでワカンやスノーシューを履く。
急な斜面を登り11:30過ぎ送電線鉄塔下に出る。
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しばらく登って粟柄越の鞍部に出て右に折れ、赤坂山山頂を目指す。
このあたりは先回来た時と同様にまだ真白である。
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主稜線を15分ほど登って12時過ぎ赤坂山山頂に立つ。
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山頂からは眼下の琵琶湖やこれから行く寒風方面、北の三国山方面と展望が広がる。
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風も全くなく暖かいので、ここで昼食タイムを取る。
いつまでもボーっと寝っ転がっていたいようなのどかな山頂である。
12:35山頂を後に、寒風方面の縦走路を行く。
いくつか小ピークを越えていく。
寒風手前の滋賀県側の谷には結構な雪庇が張り出している。
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寒風手前の最後の急斜面を登る。
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14:00寒風の山頂に着くも、標識が雪に埋もれていてわからなかったが、やっと掘り出しその前で記念撮影。
( 寒風山は主稜線からはずれており、登ることはできなかった)
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ここから主尾根を外れてブナ林が茂る気持ちのいい尾根道を駆け下る。
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562mピークのところから南に折れ、大谷山への分岐を左にスキー場のゲレンデを目指して降りて行く。
誰もいないスキー場の中を下り、15:30温泉前の駐車場に戻ってくる。
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スキー場の温泉が定休日であったので、車で5分ほどの白谷温泉に行き、汗を流して午後6時過ぎ 名古屋に帰ってくる。


今日は天気に恵まれ風も全くない暖かな日差しの中で、大人の雪遊びができた楽しい山行であった。

                     山遊人
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