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冬晴れの奥三河の山:鞍掛山~岩古谷山縦走
2011/12/17(Sat)
12月17日(土)
     
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所属する山の会の同期会で、奥三河の鞍掛山~岩古谷山の縦走山行をする。
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冬型の天候が強まり夜中に雨が降るも、朝にはあがり晴天になりそうな日である。
朝6時半に集合し、14名の参加を得てマイクロバスで東名を走り、豊川ICから新城を経て、設楽町の四谷(大代)の千枚田で有名な鞍掛山の千枚田展望台へ8時半頃到着する。
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この展望台にはトイレも完備されており、見下ろす千枚田の風景は素晴らしい。
ここから鞍掛山を越えて岩古谷山までの縦走路は東海自然歩道の中でも難路として知られている。
さすがに朝は寒く早々にストレッチをして身体を温める。

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準備をして、8:50民家の軒先を通り、鞍掛山に向けて出発する。
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10分ほどでかしやげ峠という馬頭観音の建つ峠に出る。
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峠からは薄暗い杉林の広い斜面を通り徐々に高度を上げていく。
最後の急登をこなして稜線に出ると、仏坂峠からの道と合流して尾根を左に少し行き、東屋が立つ鞍掛山山頂に10:20に到着する。
稜線上はさすがに風が冷たく簡単に食事をし、記念撮影をして早々に出発する。
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急な斜面を下ってトイレの建つびわくぼ峠へ出る。
ここから岩古谷山まではいくつかの小ピークを越えて3時間以上かかる。
1時間ほどで岩稜を抜けると、御殿岩という断崖の上の展望台に出る。
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岩の上の展望台は一人ぐらいしか立つことができないような狭いところある。
風が強いので注意しながら交替で登ると、目の前には鹿島山から独特の形の平山明神山が見え、右手遠くには新雪をいただいた南アルプス南部の聖岳~赤石岳方面が澄んだ空に浮かんでいる。
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全員展望を堪能してさらに先に歩を進める。
12時過ぎ、途中の風がなく日当りのよい休憩地で昼食を摂る。
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最後のピークを越えると送電用の鉄塔の建つ開けたところに出る。
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ここからは目の前に岩古谷山が迫り、東には特徴的な三ツ瀬明神山が聳えて見える。
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出発してから5時間以上を費やし、午後2時少し前岩古谷山直下の鉄の長い階段を上る。
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やっと午後3時に岩古谷山山頂に出る。
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山頂からは眼下にこれから下る和市の街が見え、三ツ瀬明神山や通ってきた鞍掛山からの稜線が連なって見える。
記念撮影をした後、堤石峠に向けて手すりの付いた細い岩稜帯の道を下っていく。
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 目の前には三ツ瀬明神山の丸いドーム状の山頂が迫って見える。
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振り返れば岩古谷山の北側岸壁が逆光の中黒々とそそり立っている。
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堤石峠に出て、そこから13曲りのつづら折れの道を下って、午後3時、バスの待つ和市駐車場に出る。
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冬晴れの天気の中6時間以上の縦走コースを歩き、参加者皆心地よい疲れで帰りのバスの中では居眠りが出る。
帰りに日帰り温泉で汗を流し、午後6時半名古屋に帰ってくる。



風は少し冷たかったが、冬晴れの澄んだ天気のもと、雨で2回も流れた念願の山行をやっと実施することができた。
参加者はそれぞれ各自の目標を持った山行で、今年の同期会最後の山行を締めくくることができた。

                                山遊人



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粉雪舞う大洞山:一等三角点の山
2011/12/11(Sun)
12月11日(日)

            oohora

一等三角点のある山として知られる美濃の「大洞山」に山仲間と一緒に山行する。
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冬型の気圧配置がやや緩んで午後からは晴れそうな天気に期待する。
朝6時30分に集合して、東海北陸道の郡上八幡ICを出て、堀越峠を越えR256を東に走る。
峠の上では周囲の木々には雪が少し付いて墨絵のような景色である。
峠を下り和良町の道の駅で左折れして林道を走り、8時過ぎ「大月の森公園」のキャンプ場に着く。
誰もいないキャンプ場の管理棟から少し上がった林道分岐に駐車する。
あたりはうっすらと雪化粧をしている。
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準備を整え、8時45分に出発する。 
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予定では時計回りに周回する計画であったが、初めての山のため入る林道を間違えてしまい、反対から回わってしまう。
地道の林道が切れたところから谷沿いの道をしばらく行き、尾根の斜面に取り付いて急登を登り、11時過ぎ稜線上に出る。
稜線を左に折れ、少し登って10:20大洞山山頂に到着する。
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ここの山頂には一等三角点が埋まっている。
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東の方面に展望が開けた広い山頂で少し早い昼食を摂る。
天気がよければここから御嶽山が見えるのだが、今日は雲がかかり見ることができない。 
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11時過ぎ稜線を南に向けて下り始める。
落ち葉が積もり雪で濡れて滑りやすい急斜面を、転倒しないように注意して下山する。
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965mのピークを越えて少し下がったところに開けた展望地がある。
 ここからは奥美濃の山々が見通せるが、今日は残念ながら雲に閉ざされている。
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12時過ぎ、916mピークに着き、ここから北に下って林道に出る予定であったが、下り口があまりはっきりせず、そのまま尾根を東に下る道をとる。
この道はあまり歩かれていないようで、薄い踏み跡を辿って812mのピークから北に林道に向けて下る。
急な斜面の道を下って午後1時前林道に飛び出す。
林道を10分ほど下って、分岐に止めた車のところに13:10に戻ってくる。
帰りは飛騨金山の日帰り温泉で汗を流し、R41を走って午後5時過ぎ名古屋へ帰着する。


師走に入りだんだんと寒さも増してきた中での山行で、途中ほかの登山者と会うこともなかった。
山頂あたりでは小雪がちらついたが、風もなくそんなに寒さは感じなかった。
年の暮れも近づく中での静かな山行ができた一日であった。

                        山遊人
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