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鈴鹿御在所岳「一ノ壁」で懸垂下降研修
2011/10/24(Mon)
10月23日(日)

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骨折してからほぼ1ヶ月が経ち何とか普通の生活が送れるようになったので、所属する会の登山教室の研修で、鈴鹿御在所岳の藤内壁へ懸垂下降(アップザイレン)のトレーニング山行に出かける。

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今回の研修は指導者を入れて9人の参加で、各自8時前に御在所岳の裏道登山道近くの駐車場に集合する。
2008年9月2日の集中豪雨で長いこと通行止めが続いていた鈴鹿スカイラインがやっと復旧工事が完了し、年内に全線通行できるようになるらしい。
その関係で、車道への駐車を取り締まるため警察の方がパトロールしており、駐車場はすでに満車状態である。
裏道を行き、藤内小屋を経て藤内沢に入り、後尾根を少し上って一ノ壁上部まで行く。
このあたりから見る山肌は少し紅葉しているが、今年の紅葉は台風などの影響によりあまりきれいではなさそうである。
ここでハーネスを着けたりヘルメットをかぶったりして懸垂下降の準備をする。
一ノ壁大岸壁は上から覗くと目がくらみそうなくらい垂直にそそり立っている。
いくつかのパーティのクライマーが登攀を試みている。
写真 (6)

       写真 (2)
  
我々もここからザイルを垂らして30mほどの懸垂下降の訓練をする。
リーダーの指導を受けて、視点をとるために仲間がおっかなびっくりでロープを張りに行く。
写真 (5)

写真 (7)

ここの壁で皆何度も懸垂下降のトレーニングをする。   

ムービー(1)

ムービー(2)


他の訓練生はもう以前にも参加し慣れており、エイト環を使ってうまく下りていく。
小生はこんな長い壁は初めてなので、最初は補助ザイルで確保をしてもらって壁の上に立つ。
最初の滑り出しと、着地がやや難しかったが何とか下までたどり着く。
エイト環がザイルとの摩擦ですごく熱くなり、指の先端を切ったグローブでは暑くてヤケドしそうである。
2、3回繰り返すうちに徐々にコツも呑み込め、補助ザイルなしでも下りれるようになる。
少し横のオーバーハングした壁にもう一本ザイルを垂らしそこでも練習を重ねる。

ムービー(3)

ムービー(4)

皆うまいものである。
昼食後少し登って、後尾根の途中からザイルで下降しながら下りてくる。
写真 (10) 

写真(8) 

午後2時過ぎ、藤内壁を後にして裏道を下り、午後3時半過ぎ車まで戻り訓練を終了する。


今日の訓練ではエイト環などの下降器を使った懸垂下降であったが、肩がらみのときとは違って道具を使うと下りやすいことを実感した。
いつも道具を持っているとは限らないので、さらに訓練を重ねてどちらの場合でも下りれるようにしていきたい。

                            山遊人
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久し振りの山歩き:鳩吹山
2011/10/09(Sun)
10月8日(土)

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3週間ほど前に、雨で濡れていた階段で滑って転び、背中と腰を骨折してしまい、1週間ほど入院するはめになった。
3週間がたち痛みもほぼ取れたので、半日ほどで登ることができる犬山の鳩吹山にリハビリを兼ねて山仲間3人と山行に出かける。
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秋の三連休に入り絶好の行楽日和が続きそうな天気である。
朝6時半に集合し、車で1時間ほどで犬山に着く。
たくさんあるコースの中で、今回は展望のいいことで知られた「川平コースを」歩く。
木曽川に沿った桃太郎遊園への道を少し走り、突き当りの来栖の集落にある来栖神社脇の路肩に駐車する。
準備を整え、7:40に出発し、川平コース登山口まで10分ほど林道を歩く。
木曽川対岸の城山にある猿啄城の展望台がよく見える。
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登山口から左に小沢を渡り、尾根に取り付く。
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急なジグザグ道を10分ほど登って第一展望台に着く。
ここからは眼下に木曽川の流れが望まれる。
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尾根道を緩やかに登り第2展望台、第3展望台を通って1時間ほどで天神山山頂に着く。 
ここからの展望もよく木曽川の流れや美濃太田の街並みが眼下に広がっている。
空気が澄んでいれば御嶽や中央アルプスの山々が望まれるが、今日は霞んでおり見ることができない。
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更に第4展望台、第5展望台を過ぎる。
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西山から来る北回りコースと合流して急な岩場の道を谷に下る。
木橋で流れを渡り再び鳩吹山に続く尾根へ登り返す。
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西山コースを併せて展望のきく尾根道を30分ほど歩き、9:40鳩吹山山頂に着く。
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やはり遠くの展望はきかず残念である。
山頂で休んでいると地元の方をはじめ多くの登山者が登ってくる。
ゆっくりと休んで10:10過ぎ下山にかかる。
天神山まではもと来た道を戻り、そこから下山は桃山コースをとる。
この道はあまり歩かれていないようで、下草のトゲが衣服にいっぱい付着し往生する。
桃山を過ぎ、最後の急坂を下って12:20来栖神社横の車を停めたところへ帰ってくる。
骨折してから3週間、まだ若干背中に痛みはあったが、足慣らしの山行として何とか歩くことができた。
あまり焦って回復を遅らしてもいけないので、徐々に長い時間歩けるようにしていきたい。

                         山遊人
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