5月21日(土)
マキノスキー場(9:00) → 登山口(9:12) → 展望地(9:32) → ブナの木平(10:05/10:15) → 粟柄峠(11:05) → 赤坂山(11:20/12:00) → 明王の禿(12:20) → 三国山(13:05/13:15) → 黒河峠(14:10/14:20) → バス(14:35)
所属する山岳会の同期の仲間たちで高島トレイルで知られる琵琶湖西北野坂山地の赤坂山と三国山に山行する。
蒸し暑い日であるが、一日何とか晴れそうである。
参加者は23名で、午前7時にマイクロバスで名古屋を出発し、名神、北陸道を走り、木之本ICで下りる。
琵琶湖の北を走り、マキノスキー場の駐車場に8:40頃到着する。
駐車場にはすでに多くの車が駐車しており、さすがに花で人気の山である。
山並みには雲がかかり山頂近くは見ることができない。
準備運動の後午前9時に出発し、スキー場登山口から登りにかかる。
30分ほど急な階段上の道を登り展望所で一服する。
眼下には琵琶湖もうっすらと見ることができる。
出発して1時間ほどでブナの木平という東屋が立つ休憩地に着く。
暑い日なので皆水分を補給し、吹き出る汗をぬぐう。
ここから一旦谷沿いの道になり、堰堤を越えてまた尾根に登り返す。
このあたりからイワカガミガ見られるようになる。
更に登りブナの木が多くなった道の両側はまさにイワカガミの大群落である。
皆夢中になってカメラのシャッターを切っている。
中には珍しい白い花のイワカガミも見られる。
ここのイワカガミは、一本の茎にたくさんの花を付け、しかも花が大きいのでオオイワカガミのようである。
イカリソウもここかしこに咲いている。
尾根近くになるとキバナスミレやカタクリも見つけることができ、まさに花の山というにふさわしい。
2時間ほどで主稜線に出て、すぐに粟柄越えの峠を右折れして赤坂山に向かう。
このあたりは低木の草原上のため見通しがいい。
道の傍らには大きな石をくり抜いた中に仏様が祀られている。
峠から15分ほど登って、11:20赤坂山山頂に着く。
山頂からは、眼下には霞んではいるが琵琶湖が広がっており、隣の三国山や大谷山もよく見ることができる。
山頂では大勢の登山者が憩っており、我々もここで昼食タイムとする。
三々五々に集いながらお弁当を広げ休憩をする。
昼食後全員で記念撮影をする。
午後1時、次の明王の禿に向けて歩みを進める。
やや下った後再び登って、東側が大きく崩壊した明王の禿に到着する。
再びここから下って樹林帯に入り三国山を目指す。
振り返ってみる明王の禿東面は迫力がある。
このあたりではイワウチワがところどころに咲いているが、すでに盛りは過ぎている。
最盛期からは1週間ほど過ぎており、もう少し早く来るとたくさんの花が見られたであろう。
縦走路から少し外れて三叉路を左折れして三国山に登る。
午後1時過ぎ狭い山頂の三国山に着く。
ここの山頂からは木々に阻まれて展望がきかない。
早々に下山にかかり木道の敷かれた湿地帯を通り下山をする。
斜面をジグザグを切って下り、展望岩を過ぎ、黒河峠を目指す。
林道直前では、フィックスロープが垂れ下がったところもあり、皆慎重に下る。
午後2時過ぎ立派なトイレの建つ黒河峠に飛び出す。
ここからバスの待っている駐車場まで林道を歩く。
30分ほどの予定であったが、バスがかなり奥まで入っており15分ほどでバスのいるところに着く。
ストレッチの後バスに乗り込み、スキー場前の温泉で汗を流す。
午後3:45、帰りのバスに乗り、メタセコイアの並木道を通り帰路につく。
午後6時前無事名古屋に帰りつく。
その他の木々の花たち
今回の山行は、花に出会うのが目的であったが、目的のトクワカソウ(イワウチワ)は残念ながら最盛期を過ぎていた。
しかし、イワカガミの大群落には出会うことができ、皆満足していたように思う。
高島トレイルの山には初めて来たが、緑の多いいい山々が多く、これから他の山にも登ってみたい。
山遊人