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山遊人の徒然日記

山と写真をこよなく愛するおじさんのブログです。 山行記録や旅日記また花の写真などを中心によしなし事を載せていきます。 同好の方がみえましたらお立ち寄り下さい。
No  188

雪上訓練研修(鈴鹿)

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2月5日(土) ~6日(日)

所属する会が主催する1泊2日の雪上訓練研修山行に参加する。
今回の研修では、鈴鹿最高峰御池岳近くにテントを張り、雪上生活や雪上技術の訓練が行われる予定である。
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コースタイム・日程 
 2/5(土)
金山(6:45) → 藤原町簡易パーキング(8:00/8:30) → 水道施設前登山口(9:00/9:30) → 
県境稜線・白瀬(船)峠分岐(12:35/13:00) → 白瀬(船)峠(13:45)
  テント設営(14:00)
  夕食(5:30)
  ミーティング(7:30~9:00)
  就寝(10:00)
2/6(日)
  起床(4:00)
  朝食(5:00~6:00)
  研修(7:00~11:00)
  テント撤収(12:00~13:20)
 白瀬(船)峠出発(13:30) → 頭陀ヶ平(14:00) → 白瀬(舟)峠分岐(14:35~15:00) → 水道施設前登山口(16:30)
 解散(17:30)
 金山(19:30)


2月5日(土)

朝6:45に金山集合し、車で東名阪を走り、藤原町簡易駐車場に8:00に着く。
リーダーはじめ3名は直接現地に集合する。
我々の会7名ともう一つの山岳会の方々6名を合わせて総勢13名の参加である。
冷川林道を少し入った簡易水道施設横の空き地に駐車して、リーダーから今回の山行の諸注意や指示を受ける。
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共同装備を配分し準備の後、9:30登山口を出発する。
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崩落のため坂本谷道が登山禁止になり、こちらの木和田尾尾根を通る道が開拓されたようである。
谷道に入るとすぐに雪が現れ、30分ほどのところでワカンを装着する。
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登るにつれ雪が深くなるも、この2,3日の暖かさで雪が解け、リーダーが下見に来た時よりはずいぶん少なくなっているそうである。
20キロを超す荷物にあえぎながらも、谷道からしばらくして木和田尾の尾根に取りつく。
先行者があり、トレースもついているのでそんなに苦労することもなく、送電線の鉄塔をくぐり、2時間ほどで県境稜線への道と白瀬峠への道の分岐点に出る。
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ここで休憩を取り、昼食を食べる。
県境稜線への道を行く予定であったが、雪が予想よりは少なく雪崩の危険もなさそうなので、白瀬峠へのトラバース道に入る。
急なトラバース道を行き、最後に急登をして13:50白瀬(船)峠に着く。
ここでもう一つのパーティーを待つ。
14:30過ぎもう一つのパーティーが着く。
ここからカタクリ峠を経て御池岳へ行く予定であったが、時間も遅くなったので峠でテントを設営することに変更する。
我々は6人用テントを設営する。
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参加者の一人は訓練のため近くの斜面に雪洞を掘り、そこで一晩を明かす予定である。
もう一つのパーティーの人たちは3つのテントに分散する。
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ブロックを積んで立派なトイレを作ったりしてテントサイトを整備する。
最初風もあまりなかったが、夕方に近づくにつれ徐々に強くなってくる。
夕食はテントの中で摂る。
夕食後我々のテントに全員集まりミーティングを開き、自己紹介の後、リーダーからいろいろな話を聞くことができる。
リーダーは海外の山にもたくさん登ってみえ、その時の体験談や雪崩の恐ろしさなど、貴重な話ばかりである。
午後9時過ぎ明日の行動予定を確認して解散する。
今回は荷物を軽くするためスリーシーズン用のシュラフしか持ってこなかったため寒くないか心配である。
満天の星を仰ぎ、午後10時過ぎ就寝する。
思ったより寒くなく、眠りにつくことができる。


2月6日(日)

朝4時に起床し、朝食の準備をする。
テントの外に出ると、昨夜は星が輝いていたのに曇りがちの天気である。
朝食の後、7時から雪上訓練を受ける。
最初にビーコンを使って雪崩で埋まった遭難者の発見の仕方を教わる。
雪崩で埋まったら15分以内に助け出さないと生存は難しいそうなのでいかに早く発見するかがポイントである。
ビーコンで遭難者の位置を確認したら、ゾンデ棒で雪の中を探り、遭難者を掘り出さなければならない。
昨日作った雪洞の中に入り、そこをゾンデ棒で探って遭難者に触った時の感触を確認する。
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次に、滑落停止の訓練を受ける。
滑り出したらすぐに停止させないと止まることは難しい。
体を反転させ腹這いになり、ピッケルを使って滑落を止めるのであるが、なかなかうまくできない。
また、頭から落ちた時には、体を回転させながらピッケルを刺さなければならないのでさらに難しくなる。
それでも何回か練習を繰り返すうちにだんだんとコツをつかむことができる。
みんな真剣に練習に取り組んでいる。
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次は確保の訓練である。
最初は肩方がらみや腰がらみでの確保の練習をしてみる。
また、ピッケルを使った確保の仕方も訓練する。
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最後は雪の弱層テストの仕方を訓練する。
掘り出した雪の層をみると、薄く筋が入っており、そこを強く引っ張ると、雪がその層からずれて落ちる様子がよくわかる。
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雪庇の上を歩いてどのぐらいまでなら行けれるのかという体験もする。
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講師の方が大変わかりやすく丁寧に教えていただいたので、ここで習ったことをこれからの山行に活かしていきたい。
11時まで訓練をした後、昼食を食べ、テントを撤収して下山にかかる。
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午後1:30に出発し、県境稜線を少し登り、鉄塔の建つ頭陀ヶ平に出る。
登る予定であった御池岳が真の谷を隔てて大きく横に聳えて見える。
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そこから左に折れ送電線に沿った木和田尾尾根を下り、登った時に通った白瀬峠との分岐に出てひたすら尾根道を下る。
送電線が一本になった鉄塔の下から左の谷に下りるも登りに取った道とは違っており、荒れて歩きにくい。
途中から登りに取った道に出て、16:30駐車した登山口に戻ってくる。
帰りに温泉で2日間の汗を流し、東名阪を走って19:30金山に到着し解散する。


今回の山行は、雪山での訓練が目的であり、御池岳には登ることができなかったが、雪山山行は危険が伴うことが多いので、大変ためになる研修であった。
危険や事故に遭遇しないのが何よりであるが、もし遭遇した時には今回の研修の成果を少しでも活かすことができるように今後ともこのような研修に積極的に参加していきたい。

                       山遊人
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