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北陸敦賀の名山:野坂岳
2010/11/29(Mon)
11月27日(土)

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所属する会の新入会員研修山行で福井県の敦賀三山の一つ「野坂岳」に山行する。
野坂岳は地元では人気の高い山の一つである。

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新入会員11人とリーダーを合わせてスタッフ10人、合計21人の参加で、一宮駅前に集合してマイクロバスで午前7時に出発する。
天気予報では、太平洋側は天気がよさそうであるが、日本海側は午前中雨が残りそうな予報である。
敦賀ICを出て、R27を若狭方面に少し行き、南へ「野坂いこいの森キャンプ場」で下車する。
現地は、天気予報通り雨が降っており、カッパを着て、準備運動をして午前10時に出発する。
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信仰の山でもあり地元ではよく登られている山であるため、登山道はとても広くよく整備されている。
谷筋の道を歩いて1時間ほどで尾根からの道との合流点に出る。
途中何度も地形図とコンパスを出して現在地の確認の研修をする。
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行者岩を経て、尾根上の一ノ岳展望地に出る。
残念ながら展望はない。
緩やかに登り、二ノ岳、三ノ岳を経て12時過ぎ立派な避難小屋の建つ山頂に到着する。
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この頃より天候も回復しだし、少し待っているとガスが切れ視界が開けてくる。
北の常神半島や三方五湖が眼下に見渡せるようになる。
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また、敦賀の街も雲の切れ間から見下ろせる。
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南東方面には琵琶湖も山々の間から見ることができる。
山頂で昼食を摂った後、山座同定やクロスベアリングでの位置確認などの研修が行われる。
新入会員の方々は皆熱心に研修に取り組んでいる。
全員で記念写真を撮り、午後1時半前、山部落に向けて北尾根を下山にかかる。
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灌木の落ち葉の繁った滑りやすい急坂を下ると、両側に立派なブナ林の繁る尾根をしばらく進む。
ここのブナ林は相当大きく立派なものも多く見ごたえのあるものである。
新緑の頃か、紅葉の頃にもう一度来てみたいものである。
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送電線の鉄塔から左手に急降下をして送電線に沿って尾根上の道を下る。
午後3時頃沢に下り、一度右岸に渡ると駐車広場のある林道に出る。
林道を歩いて、3時半ごろバスの待つ山部落に全員無事で下山する。
立派な原発エネルギ研修センターでトイレを借り、バスに乗り込み途中日帰り温泉で汗を流し、午後7時半頃一宮駅前に無事到着する。


今回は研修山行ということで、行き帰りのバスの中でもコンパスの使い方やセルフレスキュー、また、自立した登山者を目指すための研修が行われ、新入会員にとっては、大変だったが実りの多い山行ではなかったかと思う。
このような研修山行は今回だけであり、これからは自分自信で研修に心掛け自己責任のもとで自立した登山者となっていただくことを切望する。
新しい仲間が増えるということはうれしいものである。
これからも一緒に楽しい山行を続けていっていただきたいものである。

                              山遊人
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初冬の風吹く南鈴鹿
2010/11/24(Wed)
11月23日(祝・火)

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紅葉の季節も終盤に近づきかけた初冬の一日、未明までの雨もあがり冬型気圧配置が強まりそうな天候の中、鈴鹿山系南部の「石水渓」近くの鬼ヶ牙~臼杵岳~臼杵山にかけてのミニ縦走山行に出かける。

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山仲間3人と、鈴鹿南部の地図には載っていない尾根のアップダウンが続いて面白そうな「鬼ヶ牙」と「臼杵岳」に山行する。
昨日からの雨も未明にはあがり、晴天が期待される天候である。
朝6時半に集合して、東名阪を走り、鈴鹿ICを出て、石水渓キャンプ場奥の石水渓橋たもとに駐車する。
準備を整え7:50に出発する。
林道を歩いてすぐに右手に鬼ヶ牙登山口の道標があるところから登りにかかる。
踏み後のあまりはっきりしない急な登山道を登り尾根上にでる。
40分ほどでザレ場の展望のいい場所に着く。
風が相当強く、体が吹き飛ばされそうである。
488mのピークから稜線をはずれ、ロープの垂れ下がった岩場を登り、15分ほどで鬼ヶ牙山頂に着く。
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山頂からは南東方面の展望が開け、かすむ伊勢湾や新名神が眼下に見える。
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488ピークに戻り、狭い稜線を北上し、一旦鞍部に下り、少し登ると「長坂の頭」山頂に出る。
ここの山頂は展望があまりよくない。
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長坂の頭から急なガレ場を下り、しばらくで最低鞍部に着き、痩せ尾根の急登を登って10時半前に大岩の上の県境稜線に出る。
ここからは北に仙ヶ岳や野登山が指呼の間に見える。
遠く鎌ヶ岳の鋭鋒も少し頭を出している。
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稜線上を南に行くと、すぐに左手に船の形をした舟石が現れる。
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更にのんびりと稜線を南下する。
左手には四日市コンビナートや伊勢湾がかすんで見え、山肌の紅葉も望まれる。
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30分ほどで主稜線から少し外れた「臼杵岳」山頂(697m)に11:15到着する。
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ここの山頂は展望が開け、風も遮られた暖かな場所なのでここで昼食タイムとする。
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暖かな山頂でゆっくりと昼食を摂り、12:15頃「臼杵山」に向けて出発する。
10分ほどで臼杵山(630m)山頂に出る。
ここの山頂は南の方面の展望が開けている。
臼杵山から少し下り、臼岩、杵岩という大岩があるところを通過する。
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ここから道は急な下りの尾根道となり、急降下をして午後1時過ぎ林道に飛び出し、石水渓橋を渡り、駐車した場所に無事下山する。


今日の山行は、地図にも山名が記されていない岩場のアップダウンが続く、鬼ヶ牙から臼杵山へのミニ縦走山行であった。
まだまだ鈴鹿にも知られていない山が多くあり、今日も下山の途中で一人の登山者に会っただけであり、これからもこんな静かな山々を探して歩く楽しみが増した山行であった。
山々もいよいよ冬の装いへと変わる前の最後の晩秋の山行であった。

                        山遊人
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鈴鹿の紅葉を楽しむ
2010/11/12(Fri)
11月6日(土)

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所属する会の仲間と鈴鹿の国見岳へ山行する。
秋晴れの絶好の日となり、紅葉を期待しての山行である。

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9名の参加で、近鉄名古屋駅に6:15に集合し、湯の山駅からタクシーでスカイライン蒼滝橋の裏道登山口に8時前に着く。
スカイラインの路肩にはすでに多くの車が駐車してある。
体操をして裏道を登りだす。
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紅葉の最盛期のためか、登山者が非常に多い。
我々はゆっくりと登り、9時に藤内小屋に着く。
小屋の犬がお出迎えで、登山者に食べ物をねだって付きまとっている。
2年前の豪雨で破壊された小屋の再建も徐々に進み、来年完全復旧の予定だそうである。
小屋越しに見る稜線方面の青空がまぶしい。
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休憩後、ゴロゴロの石で荒れた北沢を登っていく。
藤内壁のあたりは紅葉がだいぶ進んでいる。
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急になった登山道を登り、10:40に国見峠に着く。
御在所岳や国見岳方面に行く登山者で賑わっている。
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稜線を右に折れ、国見岳をめざし、石門を通り、11:15国見岳山頂に着く。
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ここの山頂の標識は、それぞれ標高がバラバラである。
統一をしてほしいものである。
山頂の大岩の上に登ると、あたりのドウダンツツジやヤシオツツジの赤がきれいに見える。
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周りの山肌も紅葉に照り映えている。
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全員で記念撮影をした後、山頂は人でいっぱいなので、少し下がった藤内壁の展望がいい場所で昼食タイムとする。
目の前の藤内壁前尾根には多くのクライマーが取り付いているのが小さく見える。
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暖かいお汁粉も出て、ゆっくりと昼食タイムを取り、あたりの紅葉を楽しむ。
稜線付近はやや盛りは過ぎているが、赤や黄色が太陽に照り映え錦の彩である。
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12:20に下山にかかり、午後2時半ごろ蒼滝橋の登山口に無事到着する。
タクシーを呼ぶも混んでいて、30分近く待たされ、やっと来たタクシーに乗り温泉へ直行する。
一日の汗を流し、喉を潤し、近鉄電車に乗り午後6時前に名古屋に帰着する。


今回の山行はゆったりとしたものであり、たまにはこんなのんびりとした山行もいいものである。
それにしても紅葉最盛期の鈴鹿の賑わいには驚かされた。
最後に、リーダーをはじめご一緒していただいた皆さんに感謝申し上げたい。

                     山遊人
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