12月13日(日)
いつもの山仲間二人と、鈴鹿山系の鎌ヶ岳へ山行する。
宮妻峡から水沢峠に上がり、鎌尾根を北上して、鎌ヶ岳へと行くコースである。
コースタイム
宮妻峡カズラ谷道入口7:40 → 9:40水沢峠9:52 → 10:14水沢岳 → 11:45岳峠 → 12:00鎌ヶ岳13:00 → 13:50雲母峰分岐 → 14:30カズラ谷道入口
朝6時に名古屋を出発し、7時30分宮妻峡キャンプ場から少し上がったカズラ谷道入口前の駐車場へ着く。
10台ほど停めることができる駐車場にはすでに先客が2、3台ある。
現地では非常に風が強く、稜線に出ると更に強風が予想され、歩けるかどうか心配である。
準備をして水沢峠へ向けて林道を上がっていく。
途中で林道が分かれており、道標を見過ごしてしまい、気がつき引き返すも40分ほど時間をロスする。
間違えた林道の分岐に戻り、しばらくで水沢峠への登山道へ入る。
谷が狭まり、左の岸壁横の急登を登り、9:40狭い水沢峠に着く。
稜線に出るとやはり風が強いが、歩けないほどではない。
峠から北へ花崗岩ですべりやすい急登をしばらくで三等三角点のある水沢岳である。
この山頂は展望もあまりきかず、わずかに北の林越しに鎌ヶ岳の頂が望まれるくらいである。
水沢岳からいよいよ鎌尾根が始まり、下りの花崗岩のザレ場をすべらないよう注意して下る。
前方には鎌尾根を隔てて徐々に鎌ヶ岳が近づいてくる。
2,3の岩場を越え、小さなアップダウンを繰り返しながら鎌尾根を北へ辿る。
左手前には雨乞岳や綿向山がどっしりと聳えている。
鎌ヶ岳の鋭鋒が段々と大きくなってくる。
鎖場をトラバースして、少し下ると雲母峰からの道との分岐、岳峠へと出る。
岳峠からは鎌ヶ岳南面の岩場を登って、12時鎌ヶ岳へ到着する。
山頂からの眺めは、さすがに素晴らしく、すぐ北には御在所岳、大きな山容の雨乞岳が聳えている。
西には四日市の街から伊勢湾を見下ろすことができる。
さすがに人気が高い山であり、山頂には大勢の人が憩っている。
山頂少し下で休憩場所を見つけ、ゆっくりと昼食を摂る。
午後1時下山にかかり、目の前に辿ってきた鎌尾根を見ながら岳峠へと下る。
岳峠から小1時間で雲母峰への分岐へ出て、我々は右手のカズラ谷への道を下る。
しばらくは尾根上を下り、水場のある谷を経て、カズラ谷へ入る。
右手に大きな滝が現れ、堰堤が見えてくると間もなく駐車をしたカズラ谷道入口へと14:30到着する。
冷えた身体を湯の山の温泉で温めて、午後5時過ぎ帰名する。
今日の鎌尾根を辿る山行は、変化のあるミニ縦走ができ、展望にも恵まれた。
久し振りの鎌ヶ岳であったが、鈴鹿の中ではアルペン的な鎌ヶ岳をめぐる初冬の冬枯れの山を体験した山行であった。
山遊人