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梅雨間近の恵那山
2009/06/07(Sun)

6月7日(日)
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梅雨に入る前の晴天の一日、いつもの仲間4人で、深田久弥の日本百名山にも入っており、日本アルプスの名付け親でもあるウォルター・ウェストンも登ったという中央アルプス最南端の恵那山に山行する。
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コースタイム
黒井沢駐車場7:45 → 8:10登山口 → 8:25避難小屋8:32 → 9:35野熊ノ池避難小屋9:43 → 10:301992ピーク10:40 → 11:40恵那山避難小屋(最高点、三角点往復)13:15 → 14:151992ピーク14:23 → 15:00野熊ノ池 → 16:32駐車場


朝6時に名古屋を出て、中央道中津川ICから国道19号を少し南木曽方面に走り、途中右折れして国道363号に入る。
川上の部落で左折れして橋を渡り、ウェストン公園を通って黒井沢林道を走る。
この林道は途中から地道になり、かなり道も荒れており、雨後などには通行止めの可能性が高そうである。
ICから30分ほどで、簡易トイレもある20,30台は駐車できそうな黒井沢登山口の駐車場に6時半過ぎに到着する。
既に、10台以上の駐車があり、関東方面の車が多い。
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支度を整え、6時45分ゲートをくぐって黒井沢に沿った林道を歩きだす。
30分ほどで登山口の道標のあるところから本格的な登山道に入る。
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黒井沢の流れを木橋で渡り、大きなサワグルミやカズラの木のあるシダの茂る道をしばらくで、避難小屋に着く。
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この小屋はトタン葺きの雨露をしのぐ程度の小屋である。
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ここから道は山腹に取りつき、途中渓流を渡り、白い花の咲くジグザグ道を登っていく。
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ササの生い茂る道を小屋から1時間ほどでログハウスのかわいらしい野熊ノ池避難小屋に到着する。
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小屋から2、3分でベンチのある野熊ノ池前の小広場に出る。
野熊ノ池は小さいが、湧水があるらしく流れが谷へ注いでいる。
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池を過ぎて、道はカラマツ林に入っていく。
ここのカラマツ林は面積が広く春の芽出しや秋の紅葉の頃にも訪れてみたいところである。
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カラマツ林を抜けると道は稜線へと登りだし、途中の1992mのピークは知らずに過ぎてしまう。
残念ながらこの頃よりガスがかかり始め、南アルプス方面は見えないが、前方にガスの切れ間から恵那山が姿を見せる。
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道は一旦下り、稜線から外れて恵那山南西の斜面に付けられた木の根や岩がゴロゴロする歩きにくい巻道へと入る。
途中冷たい水が湧き出る水場を通り、白い小さな花が群生する中を歩いて、11:40やっと恵那山山頂避難小屋の建つ広場に到着する。
ほぼ4時間の登りである。
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避難小屋前の広場には大勢の登山客が憩っており、さすが百名山だけあって人気がある。
広場を左手に10分ほどで祠の建つ恵那山最高点(2191m)へ立ち寄り、飯田方面の展望が開けた避難小屋裏の岩峰の上で昼食を摂る。
仲間がたててくれたお抹茶をいただく。
いつもながら、山頂でいただくお抹茶は最高である。
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昼食後、10分ほど歩いて三角点のある山頂に行き、展望櫓の上に上るも、眺望はあまりきかない。
13:15分登って来た道を下山にかかる。
このころから段々と天気がよくなり、遠くが見通せるようになる。
1992mピークのあたりからは、南の大川入山方面や残雪の南アルプスも微かに見えるようになる。
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休憩もあまりとらずひたすら下り、3時間以上かかり、16:32やっと駐車場の登山口に下山する。
中津川の湯船沢クアリゾートで汗を流し、夕食を食べて午後9時過ぎ帰名する。

学生時代にテントを担いで富士見台まで縦走したことがあり、それ以来40数年振りの恵那山山行であった。
恵那山は百名山に選ばれただけあって、豊かな植生に覆われた大きな山容の懐の深い山である。
東濃地方の名山として四季を通じ威厳をもってたたずんでいる。
                        山遊人

 

 

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