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山遊人の徒然日記

山と写真をこよなく愛するおじさんのブログです。 山行記録や旅日記また花の写真などを中心によしなし事を載せていきます。 同好の方がみえましたらお立ち寄り下さい。
No  99

展望の烏帽子岳

5月2日(土)   
                              烏帽子岳 
属している山の会で出版するガイドブックに載せる記事の取材を兼ねて、仲間3人で昨年に引き続き中央アルプスの烏帽子岳に山行する。
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今日から5連休が始まり、車の渋滞を予想して6時前に名古屋を出発する。
しかし、予想が甘く、中央道は既に渋滞が始まっており、多治見ICを過ぎたあたりからノロノロ運転である。
恵那を過ぎるまでは大渋滞で2時間以上かかってしまう。
やっと渋滞を抜けだし、松川ICで中央道を出て、林道を20分ほど走り、鳩打峠の駐車場に9時過ぎに到着する。
すでに15台ほどが駐車している。1時間半ほど遅れてしまった。
烏帽子岳は松川あたりから望むと烏帽子のような三角錐の頂が特徴的な山である。
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リンゴの花と烏帽子岳(手前のガレたところが小八郎岳)


コースタイム
鳩打峠登山口9:20 → 9:47巻道分岐 → 10:06小八郎岳 → 11:387合目 → 13:25烏帽子岳 14:23 → 15:487合目 → 17:17鳩打峠登山口

9時20分、案内板のある登山口からいきなり急な尾根道を登りだす。
ここの登山道には、1/10というような白い案内板が烏帽子岳まで順番に設置されており行程の目安になる。
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何合目かを表す案内板

ササユリの保護区を通り、しばらくの登りで眼下に片桐ダムが見下ろせる展望地に出て、30分ほどで小八郎岳を巻いて行く道との分岐に出る。
右手の尾根道を15分ほど登り、平安時代にこのあたりを支配していた片桐小八郎の碑が立つ1470mの小八郎岳山頂に10時過ぎに到着する。
山頂には東屋や立派な方向盤が設置されている。
北東にはこれから登る烏帽子岳の鋭鋒が聳え、右肩には中央アルプス方面の山が顔をのぞかせている。やや霞んではいるが、東には南アルプスの山々が見渡せる。
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片桐小八郎の碑と烏帽子岳

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中央アルプスの展望
 
小八郎岳を後に巻き道を合わせて、右側斜面にカラマツの多い尾根道を徐々に高度を上げながら登っていく。
5合目を過ぎると、左手に烏帽子岳の全容を見渡せる展望地に出る。
これから登る烏帽子岳の頂がそびえている。
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展望地から見る烏帽子岳の雄姿

さらに小さなピークを越え、右手のセギナギという崩壊地を、足元に注意をして通過し、飯島町からのコースを合わせと7合目である。
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7合目の飯島ルートとの分岐

ここから道はほぼ直角に西へ曲がりいよいよ樹林帯の本格的な急登が始まる。
このあたりから残雪が現れ、8合目からはアイゼンを着けての急登である。
ツガやシラビソなどの茂る針葉樹のうっそうとした原生林の中を、ロープにつかまり大きな岩塊をいくつも巻きながらの苦しい登りが続く。
9合目を過ぎると、頂上かと見まごう烏帽子岩が頭上に見えてくる。
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烏帽子岩が顔をのぞかせる

フックスロープをたよりに烏帽子岩基部の最後の急坂を登り、鞍部に出て左手に少し進み、13:25三角点の立つ狭い烏帽子岳の山頂に到着する。
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フィックスロープにつかまっての最後の苦しい登り

遅くなっため既に他の人は下山してしまい、山頂は我々4人のほかは誰もいない。
風もまったくない静かな山頂で、仲間が持参したお手前のセットで抹茶をたてていただき、しばしの至福の時を過ごす。
2200mの山頂からの360度の眺めは抜群である。
北には中央アルプスの残雪の南駒ヶ岳、仙涯嶺、越百岳などが間近に望まれる。
東には甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、白峰三山から塩見岳、赤石岳から聖岳と南アルプスの長い峰々が伊奈谷を隔てて屏風のように浮かんでいる。
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残雪豊かな中央アルプス南駒ケ岳方面

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南アルプス(左から甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳)

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南アルプス(左から塩見岳、荒川三山、赤石岳、聖岳)

隣の烏帽子岩からの展望も優れている。
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烏帽子岩と南アルプス
 
帰りは残雪で滑りやすい道を注意をして下り、3時間弱で17:17鳩打峠に下山する。
既に他の登山客の車は一台もない。
帰りの渋滞を避け、近くの松川温泉でゆっくりと湯につかり、夕食を食べる。
19時半ごろ松川ICから高速に乗るも、まったく渋滞はなく、9時過ぎ帰名する。

今日は、出がけに大渋滞に合い、予定より1時間半も遅れた出発となった。
また、残雪があり、すべりやすい道だったので登るのに4時間以上もかかってしまった。
しかし、そのおかげで烏帽子岳山頂では我々4人だけで静かな時を過ごすことができ、とても充実した山行であった。

追記
今日の登山の途中で変な人に合う。
自分の歩いた歩数を書いた紙を登山道に置いていく人がいた。
100歩ごとなので何百枚という数である。
帰りに回収していけばいいのに、そのままにしてあるので、我々の仲間が下山途中で拾い集めてきた。
最近は、登山をする人は環境に配慮して、登山道にゴミを出さないようにしているというのに、不届きな人である。
憤慨しきりである。
                            山遊人

 

 

 

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