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冬近い春日井山麓の山々
2008/11/30(Sun)
               11月30日(日)
                  道樹山 

11月最後の秋晴れの一日、所属する山の会の同期会で、春日井市北部の道樹山・弥勒山へ山行する。
ここは名古屋から近くにあり、東海自然歩道をたどる里山の雰囲気を残したトレーニングには手ごろな山である。
7時25分のJR中央線に乗り、定光寺駅で下車する。
駅から5分ほど歩いて、東海自然歩道入り口である。

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準備運動をして8時20分に歩き始める。
少し歩いて、御岳神社前の広場に出る。
ここらあたりの紅葉は今が盛りで、朝の光を浴びて真っ赤に輝いている。

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落ち葉の重なる陽だまりの緩やかな道を1時間ほどで林道と交差する外之原峠に出る。
ここから少し急坂を登り、また急降下して桧峠に着く。
桧峠jから林道を少し歩き、梯子の掛かった山腹の山道に取りつく。
ここからが本日一番の急登であり、30分ほど頑張り、11時過ぎ社のある道樹山山頂(429m)へ到着する。

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細野への道を少し下った碑のある展望のよい場所で昼食を摂る。
道樹山に戻り、15分ほどの歩きで大谷山へ出て、いったん下った後、急な階段状の道を登って、本日の最高点である弥勒山山頂(437m)に到着する。

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 山頂には、休日で天候がいいため、大勢の人が憩っている。
ここからの眺めは素晴らしく、名古屋駅前のツインタワーやミッドランドタワーもよく見え、その向こうには名古屋港にかかる名港トリトンンも微かに見える。
北西には入鹿池がよく見える。

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残念ながら北部方面の山々は雲がかかり見ることができない。
予定ではここから更に北へ道をたどり、内津峠まで歩く予定であったが、そこからの適当な時間のバスがなく、止む無く春日井市の植物園に下る。

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13時過ぎ、植物園に着き、ここからバスに乗って高蔵寺へ出て、中央線で帰名する。
冬間近の貴重な晴天の一日をのんびりとハイクすることができ、久しぶりの仲間との楽しい一日であった。

山遊人

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八事興正寺の紅葉
2008/11/27(Thu)

11月27日(木) 八事興正寺の紅葉

遅れていた今年の名古屋の紅葉も、やっと色づいてきたようである。
今日は昔の仕事仲間で作っている写真の会の撮影会があり、八事の興正寺へ紅葉を撮りに行ってきた。
興正寺は、名古屋では五重塔で有名であり、高野山真言宗の寺院である。
境内はかなり広く、八事の森に囲まれてモミジも結構植えられている。
年中いろいろな行事が行われているが、秋の観月会や10月に行われる千灯供養会は有名である。

昨日は絶好の撮影日和であったが、今日は朝からどんよりと曇っており、いつ雨が降り出してもおかしくない天気である。
10時に境内へ集合し、各自が思い思いの場所に撮影に出かける。
モミジがかなり赤く紅葉しているが、写真撮影には向かないあいにくの天候であり、紅葉が日に輝かないので皆さん苦労しているようだ。
それでも境内を奥の院の方まで歩いたりして、1時間半ほど撮影する。

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お昼には、近くのお店で昼食をして、各自が持ち寄った作品の合評や、撮影時のエピソードを聞きながらしばしの楽しい一時を過ごす。
春と秋の年2回の集まりであるが、お互いに旧交を温めることができた楽しい会であった。

山遊人

 

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晩秋の風越山
2008/11/22(Sat)

11月22日(土)
風越山

今秋一番の寒気団が日本を覆い、各地から雪の便りが届き始めた。
移動性高気圧に覆われた晩秋の一日、伊那谷の飯田市から近い「風越山」に山行する。
この山は飯田市の人達には身近な山であり、地元では「かざこしやま」「ふうえつざん」「権現山」とも呼ばれている。
昨日までの寒さも収まり、絶好の登山日和である。
仲間2人と朝6時に名古屋を出発し、飯田ICを出て、登山口へ8時前に到着する。
準備をして、7時50分に林道を歩き始める。
15分位で石灯籠のある風越山麓公園からの道と合流する。

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この山は昔からの信仰の山であり、登山道は大変に広く歩きやすい道である。
路傍には石仏や嘗ての遺跡なども多く、それらを見ながら落ち葉の降り積もった道を1時間ほどで虚空蔵山(1130m)に到着する。
ここには大きな東屋や御堂もあり、伊那谷を隔てた南アルプスの絶好の展望台である。

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澄み切った初冬の空のもと、左から仙丈ヶ岳、北岳を盟主とした白峰三山、塩見岳、赤石岳と、長大な南アルプス連峰が指呼の間である。
足元には天竜川の蛇行する伊那谷が朝の光にキラキラと輝いている。
ここから尾根上の淡々とした道をたどる。
途中「ベニマンサク」の群生地がある。

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ベニマンサクは秋の紅葉がきれいらしいが、今は少し遅いようだ。
このあたりから前日の雪が2、3cm残っている登山道を徐々に高度を上げていく。
8合目あたりに、頂上近くでは唯一展望地があり、ここからの眺めも素晴らしいものがある。  

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仙丈ヶ岳

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白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)

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塩見岳

しばらくで、朱塗りの鳥居をくぐり、立派な白山社奥宮に到着する。

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社の裏から少し下り、ロープのかけられた急坂をひと登りして、笹の茂るブナ林をたどり、10時半過ぎ、三角点のある山頂へ到着する。

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ここの山頂は「風越山」と「権現山」の二つの道標が立っている。
山頂からは、木々に遮られて展望はあまりきかない。
山頂で行き交うのはほとんど地元の方々で、毎週のようにハイキング気分でこの山に登っておられるそうである。
うらやましい限りである。
風もない温かな山頂でゆっくりと昼食をとり、11時半過ぎ下山にかかる。
下山途中に中央アルプス方面がチラリと見える。

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1時間半ほどの下りで、13時過ぎに登山口に下山する。
飯田市内の展望の素晴らしい「天空の湯」で汗を流し、17時帰名する。
晩秋の素晴らしい天候に恵まれ、南アルプスの展望を満喫した山旅であった。

山遊人

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保殿の七滝・松平郷
2008/11/09(Sun)

11月9日(日)
松平

はや立冬を過ぎ、このあたりの紅葉もだんだんと里に近づいている。
曇り空の肌寒い天気であったが、豊田の東にある保殿の七滝というところの紅葉がいいという情報を得て、朝7時過ぎ車で出かける。
保殿の七滝は、湾岸道から東海環状道を豊田松平ICで降り、松平を通り、国道301号線を新城方面へ30分ほどの国道沿いにある。
国道沿いに小さな看板があるだけで、見逃してしまいそうなところである。
小さなところで、なぜ七滝かわからないが、一つだけ野原側の渓流に滑滝がかかっている。
国道わきに車を止め、階段を降りてすぐである。
あたりの紅葉はだいぶ進んでいるもののもう少しというところである。
天候も曇っているため、ずいぶんと暗く紅葉が輝かない。

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少し写真をとって早々に引き返し、途中の徳川(松平)家発祥の地、松平郷へ寄る。
ここは徳川家康の先祖松平家初代、親氏が起ったところである。
ここには松平家菩提寺「高月院」や松平東照宮がある。

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 だいぶ前にも来たことがあるが、今ではずいぶんと整備された史跡になっている。
こんな山の中の一族の松平家8代目である竹千代が徳川家康を名乗り、天下を統一することになるのである。

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静かでなかなかいいところである。
高速ができて、名古屋からも近くて便利になったので一度出かけてみてはいかがですか。

山遊人 

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紅葉に染まる糸瀬山
2008/11/03(Mon)

                     11月3日(月)
                           山名  (1867m)

11月に入り、急に朝晩の冷え込みがきつくなってきた。
遅れていた紅葉前線も徐々に里の方にと下りてきた。
以前から気になっていた木曽谷の「糸瀬山」に紅葉山行をする。

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糸瀬山は中央アルプス前衛峰で、木曽谷の須原から一気にせり上がり、東にある南駒ケ岳や空木岳の展望台として知られた山である。
天気予報では、終日曇りとイマイチであったが、朝6時にいつもの仲間二人と名古屋を出発する。
中津川ICで中央道を出て、19号線を須原まで走り、須原から林道を20分ほど走り、2時間ほどで糸瀬山登山口であるしょうぶ平の駐車場に到着する。
駐車場は、整備はされていないが、30台ぐらいは置けそうな広さである。
駐車場から5分ほど林道を歩いて、階段状の登山道入口に出る。

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登山口あたりの林道脇にも数台車が止めてある。
8時過ぎから歩き始め、すぐに杉の植林を登ると、道は水平な巻き道になり、しばらくして尾根上に出る。
尾根から見下ろす谷を隔てた山の斜面はまさに紅葉まっ盛りで、錦織りなすと言っていい景色である。

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ここから胸突き八丁と呼ばれる急斜面を少し登り、約1時間ほどで丸屋ノ鳥屋という休憩地に到着する。
ここから上はブナなどの茂る広葉樹林帯で、紅葉の中を徐々に高度を上げていく。

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マムシ坂といういやな名の急斜面を登り、山居の鳥屋と名付けられた場所までと登るが、上り下りとも知らずに通り過ぎてしまった。
あまり登山者も多くなく、登山道の手入れもされていないためか、このあたりから上は笹のすごいブッシュである。
背丈ほどもある笹をかき分けながらのアルバイトが続く。
ようやく傾斜が少し緩くなり、右手に青ナギと名付けられたガレ場を通過すると、山頂まではあと一息である。

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このガレ場からは深い伊奈川の谷を隔てて、雲にかすんだ中央アルプス南部の峰々が少し望まれる。
晴れていれば、南駒ケ岳や空木岳の眺めが素晴らしいところである。

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11時過ぎ巨岩や倒木の重なる薄暗い糸瀬山山頂三角点に到着する。
ここからの展望は全くきかない。
北へ少し下り、「のろし岩」と名付けられた巨岩と祠の前の空き地で昼食をとる。
こののろし岩ははしごや鎖がかけてあり、これを登って上に立つと中央アルプスの絶好の展望台である。

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我々も順番にはしごや鎖場を登って景色の見えるところまでは行くも、その先は岩に這わせた鎖だけで、頂上に立つことは少し危険で勇気がいりそうなので、残念ながら3人とも断念することに……。
山頂には我々だけなので、12時半までゆっくりと食事をとり、登ってきた道を2時間ほどかけて14時30分無事下山する。
少し曇ってはいたが、途中2組のパーティーが下山してくるのに会っただけで、紅葉の中静かな山旅ができた。
こういったあまり人に知られていない山を探して歩くのもいいものである。

山遊人

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