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紅葉の奥美濃
2008/10/29(Wed)

10月29日(水) 
徳山 

奥美濃の紅葉を見に行こうと、今年やっと完成した徳山ダムに出かける。
天候は、名古屋では晴れていたが、山に入ると時々薄日が差す程度の曇り空である。

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本来なら大垣を通って揖斐川町の方から行くのだが、時間があったので北陸自動車道を通り、木之本インターを出て、303号線を東へ走る。
横山ダムから北へ30分ほど走り、9時半過ぎに徳山ダム駐車場に着く。
さすがにその規模の大きさにビックリ。

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徳山ダムはロックフィルダムであり、貯水量は日本一だそうである。
満々と水を湛えたダムの上から上流を見ると、その下に沈んだ徳山村の人々の思いはどんなだろうかと感慨にふける。
多目的ダムだそうだが、現在なら果たして出来ていたであろうかと複雑な思いである。
このあたりの紅葉はまだ早く、少し色づき始めた程度である。
久しぶりに我が家の愛犬ウィルくんを伴ってのドライブである。
歳をとったせいか、車に一人で飛び乗ることが難しくなってきた。
でも車に乗ることが大好きで、いまだにどこへでもついて来たがる。

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 ここで、引き返すつもりであったが、時間が早いので以前来たことがあるさらに奥へ入った冠山峠へと行くことにする。
ダムサイトの道はほとんどがトンネルであり、ここを作るだけでも莫大な費用がかかっている。
一台もすれ違う車もなく、冠山林道へと続いている。
この林道は、県境の峠を越えて福井県側に抜けることができる数少ない林道であり、以前に来た時にも紅葉が素晴らしかったが、今日はやや雲が多く、紅葉もイマイチである。
1000m近くの冠山峠に車を止めて写真をとる。
ここから見る冠山は鋭い頂を天にそびえ、1200m余りの山には見えなく堂々としている。
峠から山頂までは1時間半ほどで行くことができる。
ちょうど福井市から来たという女性の4人連れのパーティーが登山の準備をしていた。
峠のあたりはブナの林が広がっている。

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残念ながら雲の間から時々薄日が差す程度で、紅葉は進んでいるものの鮮やかな輝きは見られなかった。
峠からは福井県の池田町へと下り、ふもとの「渓流温泉冠荘」でのんびりと湯につかる。
ここの温泉は少しヌルリとしたいいお湯である。
さっぱりとした後、武生インターに出て、東北自動車道を2時間ほど走り、帰名する。

山遊人 

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秋の妙法ヶ岳
2008/10/19(Sun)
 10月19日(日)

山名(667m)

 

今日は昔の仕事仲間17人で岐阜県美濃の谷汲山華厳寺の北方にある妙法ヶ岳へ登る。
絶好の秋日和であり、朝8時過ぎのJRで大垣へ、そこから樽見鉄道で谷汲口へと電車を乗り継ぐ。

妙法ヶ岳_01

 

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さらに、バスで谷汲山のバス停へ10時前にやっと到着する。
桜並木の参道を奥へと進み、階段を上がると谷汲山華厳寺本堂である。
華厳寺は天台宗の寺院であり、西国巡礼33番目の結願・満願の寺である。

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 本堂にお参りをし、回廊を通り裏手に回ると、見ざる、言わざる、聞かざるのタヌキの彫り物がある妙法ヶ岳への登山口へ出る。

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 登山道は谷に沿って進み、道には石仏の安置されたお堂が順に33ヵ所あり、奥の院まで登ると、西国巡礼が満願成就するということである。

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途中東海自然歩道を合わせると、1時間ほどで奥の院に到着する。

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ここで早めの昼食をとり、勾配が増した杉林の中の道を一登りして、尾根上に出るとしばらくで三角点のある妙法ヶ岳山頂である。

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 山頂からは展望は全くきかない。 三角点とケルンが山頂であることを表すのみである。
ここから5分ほど先へ行くと、送電用鉄塔のある切り開きがあり、ここからは展望がきくらしいが、当日はかすんでおりほとんど周囲の山々を見ることができない。
この先即身仏のミイラで有名な横蔵寺へと尾根通しの道は続いているが、我々は来た道を引き返す。
14:30ごろ谷汲に戻り、門前の商店街でこのあたりの名産富有柿を買い、重くなったザックを担いで近くの日帰り温泉で汗を流して帰名する。
久しぶりにのんびりとした電車での山行であった。

山遊人
 




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紅葉の焼岳
2008/10/12(Sun)

焼岳   10月12日(日) 

少し体調を悪くして以来、まともに歩けるか少し心配をしながらも、何とか元通りの体力を回復したいと願っての久しぶりの山行である。
昨年の6月以来の焼岳であり、紅葉と穂高の眺望を期待しての山行である。
朝5時仲間3人と東海北陸道を走り、9時過ぎ平湯温泉アカンダナ駐車場へ到着する。
駐車場にはすでに入口で待ち行列ができている。
絶好の秋日和の天候のためか、さすがに3連休である。
上高地行きのバスに乗り、20分ほどで中の湯バス停で下車する。
今日のコースは、中の湯から登り、下山は上高地田代橋へ下山するコースである。

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                          25,000図:焼岳 

登ろうとしたとき、登山口でアベックが下山してくるのに出会う。
二人の話では、途中でロープが張ってあり、通行止めになったいたのであきらめて下山してきた、ということである。
信じられないので、とにかく行けるところまで登ってみることにする。
しばらく行くと、谷のところに道を間違えないようにロープが張ってあり、これを勘違いしたらしい。
信じて諦めていたら、えらいことになるところであった。


このコースは、最近はあまり登られていなく、静かな山行ができる。
9時過ぎ歩き始め、途中のブナの森は登るほどに、紅葉している。  

 

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2時間ほどの登りで、りんどう平に着く。
ここで右手に突然現れる穂高連峰の眺めは感動ものである。 

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 ここから中の湯からの道との合流点あたりは、シラカバの黄色とダケカンバノ赤が鮮やかな、今まさに紅葉真っ盛りの素晴らしい景色に出合うことができる。

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4時間ほどの登りで13時過ぎやっと焼岳山頂に到着する。
山頂近くの噴気孔からは硫黄のガスが噴出しており、焼岳が生きている火山であることを実感する。

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空は薄雲がかかっているものの、山頂からの眺めは素晴らしく、北には槍ヶ岳から穂高連峰が壁を作っており、その奥には双六岳から鷲羽岳にかけて眺めが広がっている。
西には端正な円錐形の笠ヶ岳、南を見れば乗鞍岳が孤高を誇っている。
西には霞沢岳が指呼の間に見える。
見下ろせば、梓川の流れが蛇行し、上高地を箱庭のように見下ろすことができる。

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頂上には大勢のグループ登山者が憩っている。
昼食をとり、帰りのバスの時間があるので、大急ぎで上高地へ下る。

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途中に20mほどの垂直に近い梯子がある。

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2時間ほどの下りで、林道に出ると猿の群れが出てきている。
ここの猿は人が近づいてもあまり驚かない。 

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16時30分過ぎに帝国ホテル前のバス停に到着する。
電話をかけてバスの時刻を尋ねると、今日は連休のため平湯、沢渡行ともまだ1000人ぐらいの人がバスターミナルに並んでおり、途中乗車は無理なので、こちらまで来てほしいとのこと。
1、2時間も待てないので、タクシーを拾い、平湯までたどり着く。
タクシーの運転手の話では、上高地は今日は今年一番の賑わいでごった返しているとのこと。
平湯の駐車場から出る車も渋滞している。
駐車場近くの「神の湯」で汗を流す。
ここは男女とも簡単な脱衣場と露天風呂が一つというひなびた温泉である。
電球の光だけの薄暗い中、湯につかっていると、野趣あふれる感じがする。


帰りの東海北陸中央道も大渋滞で、24時少し前、ようやく家に帰りつく。
何とか体力にも自信が持てそうな気が湧いてきた、紅葉にも恵まれた山行であった。 

 

山遊人

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鈴鹿御在所岳周辺の豪雨被害について
2008/10/05(Sun)

鈴鹿御在所岳周辺9月豪雨被害につて

9月の2、3日に三重県鈴鹿山脈周辺を襲った集中豪雨は、御在所岳や朝明渓谷周辺に大変な被害をもたらした。

中日記事中日新聞記事

 特に、御在所岳周辺は、大きな被害に見舞われ、裏道登山道は壊滅状態になった。
私の属する山の会が過日状況調査をしたので、その結果をお知らせする。

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これを見てわかるように、藤内小屋と日向小屋は当分の間使用不可能な状態である。
ボランティアで裏道の復旧活動が行われて、どうにか通れるようにはなたったらしい。

地元山岳会が中心になって、山小屋の復旧の手助けをすることになり、今義捐金を募集している。
一日も早い復旧が望まれている。

                               山遊人

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