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山遊人の徒然日記

山と写真をこよなく愛するおじさんのブログです。 山行記録や旅日記また花の写真などを中心によしなし事を載せていきます。 同好の方がみえましたらお立ち寄り下さい。
No  4

北アルプスダイアモンドコース~雲ノ平

いつもの仲間との今年の夏山は、北アルプスの最深部、ダイアモンドコースを経て、雲ノ平を訪れるという3泊4日のテント山行を計画する。
今年は全国的に梅雨明けが遅く、当地方もまだ梅雨明け宣言がされない中を決行する。


 7/26(木) 折立~太郎平~薬師峠テント場 (天候:雨後時々晴れ)

早朝名古屋を出発し、10時に富山県有峰湖畔の折立に到着。
登山準備をしている間に、突然の大雨。しばしの雨宿り。先行きの天候が案じられる。
折立ヒュッテ脇からいきなりの太郎坂の急登を登り始める。重いザックが肩に食い込む。
途中では雨は降ったり止んだり。三角点(1,871m)に着くころには何とか雨も上がり、周りの山々も見え始める。
五光岩のあたりからの草原では、ニッコウキスゲ、コバイケイソ、チングルマなどの花々が咲き競っている。
5時間ほどの登りで太郎小屋へ到着。小屋は登山者が多そうである。
少し薬師岳方面へ下り、薬師峠のテント場にテントを設営する。
先客が10張りほど。清潔なトイレ、水場が完備した快適なテント場。
テント場管理の方の話では明日は天候は回復しそうとのこと。
明日の快適な山行を期待して早々にシュラフに潜り込み、就寝。
夜中にテントから顔を出すと、上空には星もまたたき、期待が高まる。

 7/27(金) 太郎平~北ノ俣岳~黒部五郎岳~黒部五郎小舎テント場 (天候:快晴)

早朝4時に起床。テント場からは黒部五郎岳が朝日に輝き、今日の快適な山行を約束している。 

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薬師峠テントサイト

6時過ぎ歩き始める。雄大な薬師岳を背に、太郎山のあたりのゆったりとした草原を、周りの山々やお花畑を見ながら草原漫歩。遠くには白山も見える。池塘が点在する中、コバイケイソウやハクサンイチゲ、キンポウゲ、チングルマ、イワカガミなどの咲く木道を快適に進む。

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どちらかというと、このようにゆったりとした山が好きな私には、まさに雲上の楽園散策の気分で、山々の息づき、草花の夏謳歌を大いに感じ、去りがたい気分で歩を進めた。
北ノ俣岳からは槍ヶ岳、穂高連峰も姿を現す。

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急登をひと登りで、黒部五郎岳肩へ到着。ザックを置いて頂上へ。
頂上からは、北アルプスが全てが見渡せるほどの大展望。さすが百名山。
黒部五郎岳山頂からは、東に槍、穂高連峰、笠ヶ岳、北には三俣蓮華岳から明日登る鷲羽岳、水晶岳、さらに視線を西へ移せば薬師岳や剱岳、立山が一望。
夏の青空に雲がわきあがり絶好の被写体である。


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上から見下ろすとカール地形が顕著である。
田中澄江の「花の百名山」によれば、チングルマが美しい山で、いちばん好きな山がこの黒部五郎岳だそうな。十分に展望を堪能して、お花畑の美しいカールへと下る。


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五郎カールへ軽快に下る

カール底はまだ残雪が多く、冷たい雪解け水でのどをうるおし、今宵のテント場である五郎小舎へと歩を進める。2時間ほどでコバイケイソウが美しいテント場へ到着。

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コバイケイソウ咲く五郎小舎

先客5張りほどで静かな夜が過ごせそう。
明日は天候が崩れそうとの予報。暮れ行く空には笠ヶ岳に月がかかり、赤く焼ける。


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夕焼けの笠ヶ岳

またまた疲れて早々にテントで高いびき?


7/28(土) 黒部五郎小舎~三俣蓮華~鷲羽岳~雲ノ平 (天候:ガス時々雨)

朝起床したときは、まだ青空も見えていたがどんどん雲が多くなる。
本日の目的である鷲羽岳へと、三俣蓮華は巻いて先を急ぐ。
三俣蓮華小屋の乗越から仰ぎ見る鷲羽岳山頂はガスの中。  

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鷲羽岳への登り、頂上はガスの中 

約500mのつらい登りは、登るにつれて風が強くなり、身体が吹き飛ばされそう。
台風の中を歩いている感じがする。
やっとの思い出で2,924mの頂上へ。ガスが濃く視界はまったくきかず、残念。
岩苔乗越を経て、雲ノ平の一角へたどり着くも、雨が降り、テントで寝る気力もうせて、最後の夜は雲ノ平山荘へ沈殿。
小屋は割合にすいており、1枚の布団に一人寝ることができ、今までのテント生活に比べ極楽気分。
夕食に食べた石狩鍋がおいしかった。


7/29(日) 雲ノ平~薬師沢~太郎平~折立 (天候:晴れ)

前日の天気予報では、雨になる予想で心配していたが、朝起きて外を見れば、晴れて周りの山々が見渡せる天候。
最終日の本日は雲ノ平から折立まで長躯下らねばならない。長い行程である。
6時前に小屋を出て帰路を急ぐことにする。
雲ノ平は溶岩台地であるため、岩と高山植物とがマッチしてさながら庭園を散策しているようだ。
日本庭園やアラスカ庭園などには池塘もあり、時間があればもう少しのんびりと訪れてみたいところである。   

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雲の平の池塘

雲ノ平の端からは薬師沢までいよいよ約450mのいやな大下りが始まる。
溶岩台地であるため、大きな岩がごろごろとしており、木の根も張り出した大変滑りやすい登山道で、歩きにくい。
皆が2、3度はしりもちをつきながら、2時間ほどで薬師沢出会いへと辿りつく。
ここは黒部の源流と薬師沢とが出会い、清冽な流れが気持ちよい。
梯子を上り、赤いつり橋を対岸へと渡る。ここは雨で増水していると渡ることが出来なくなる。


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黒部源流と薬師沢出会いのつり橋

ニッコウキスゲの咲くカベッケガ原の木道を辿り、、足元のキヌガサソウを愛でながら、左俣を渡り、太郎平の基部からひと登りで、やっと太郎平小屋に戻ることができた。


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この4日間に辿った山々を振り返り、よく歩いたものだと感慨にふける。
あとは来た道を3時間ほどで下り、午後4時無事登山口の折立に帰り着く。

今回の山行は、思ったより天候には恵まれ、一応全行程を計画通り踏破することができ、メンバーも全員元気で無事下山できたことが何よりである。
私にとって38年振りに訪れた雲ノ平、夏のお花畑の最盛期に出会えたことなどとても印象深い山行であった。
感心したことは、昔に比べて山が大変きれいになったことである。木道などが整備され、登山道以外が踏み荒らされることもなく、トイレなども大変清潔になった。
やっと日本にも自然保護の意識が根付いてきたのであろうか。
このかけがえのない美しい山々がいつまでも残され、これからも訪れる多くの人々に感動を与えていって欲しいものである。


P.S.
今回の山行では、登山教室で教えていただいたダブルストックの使い方をマスターすることも目的の一つであった。
私のように古くから山をやっている者は、ストックを使うことに何か抵抗感があって、なかなか使わなかったが、体を保持するのではなく、教えていただいたように推進力として使うと素晴らしい効果を発揮することを実感した。
とてもリズミカルに歩くことができ、疲労感も大いに軽減できたように感じる。
年々体力が衰えていく中、これからは山行の武器として積極的に活用して、楽しみたい。

山遊人
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No  7

伝説の夜叉ヶ池

7/18(水)
この度ある山の教室に入会し、月1回の定例山行で泉鏡花の夜叉姫伝説で有名な岐阜と福井の境にある夜叉ヶ池へ行ってきた。
参加者はほとんどが60歳以上の中高年。総勢20数名、マイクロバスで岐阜県川の登山口へ到着。
小雨の降るあいにくの天候でカッパを用意する。
今回の山行では、講師の先生方に教えてもらい、いろいろと勉強をするつもり。
まずは、ザックのチェックが登山口であり、余分なものはバスに置いて行く。
途中でほどけない靴紐の結び方も教えていただいた。
入念に準備体操をして登山開始。
歩き出してからは、ペース配分の仕方、常に地図の見て現在地を確認することなどが参考になった。
いちばん勉強になったのは、ダブルストックの使い方、今までストックは体を支えるためにだけ使っていたが、積極的に推進力として利用することを教えていただいた。当日はあいにくとストックを持っていかなかったので、次回の山行では実際に試してみたい。
途中ブナの林を抜け、幽玄の滝、昇竜の滝を見ながら、2時間ほどで夜叉ヶ池へ。
ニッコウキスゲを期待したが、少し遅かったようだ。
平日のため他の登山者はおらず、小雨にけむる幻想的な夜叉が池畔で昼食をとって下山。
講師の先生方には、登山家としてかなり有名なかたもみえ、厳しいながらも親切な指導で大変勉強になった山行であった。
天候が悪かったのと集団登山のため、残念ながら写真を撮ることはできなかった。

山遊人
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No  8

台風一過の南木曽岳

7/16(祭)

日本の沿岸に沿って襲来した台風4号が去り、台風一過を期待して急遽南木曽岳へ山行する。
やはり山は台風一過とはいかず、曇りがちの天気。
妻籠から少し入った南木曽キャンプ場に車を置いて、左回りの周遊登山道を登り始める。
登山道はよく整備された登りやすい道。1時間ほど登り、コウヤマキの原生林が現れる。聞きしに勝る大樹の森である。鎖場があったり腐りかけた階段があったりで、変化に富んだ道を登り、2時間ほどで1,676mの頂上へ。展望はあまりきかない。頂上で非常に元気なおじさんのグループから冷たいお茶を恵んでもらう。

IMGP0013.jpg南木曽岳

10分ほどでりっぱな避難小屋のある展望台に出て、そこでランチタイム。少しガスが切れて木曾谷の方が展望できたが、残念ながら御岳や中央アルプスは雲の中。

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帰りは、摩利支天の展望台を経て下山する。
往復4、5時間の手ごろな山であった。


ちょうど私たちが登っている頃新潟県中越沖地震が発生し、甚大な被害を被られました。
本当に地震は恐ろしいですね。一日も早い復興を願っています。

山遊人

 

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